出版社内容情報
「何のために生まれ、何をして生きるのか」「生きる目的は、不要である」「人生は喜ばせごっこ」遅咲きの天才・やなせたかしは、暢(のぶ)夫人と二人三脚で運命を切り開いていく。大人から酷評された「アンパンマン」がTVアニメになり、日本中から愛されるようになったとき、やなせは、すでに70歳間近。戦中派のニヒリズムから脱し、ついに自分の作品の「理想」と一体となっていく。夫妻の生涯と国民的な作品世界をたどり、今こそ必要な「哲学」を解き明かす。「弱いアンパンマンは、あなただ!」深くてやさしい言葉が、断絶と孤立の中で立ち尽くす現代人の心に沁みとおる!【目次】から第一章 あまりにネガティブな才人第二章 戦中派・やなせたかしの絶望第三章 小松暢と出会って第四章 明暗が分かれたアンパンマンと暢夫人第五章 七十七歳からのスタート
内容説明
「何のために生まれ、何をして生きるのか」「生きる目的は、不要である」「人生は喜ばせごっこ」遅咲きの天才・やなせたかしは、暢夫人と二人三脚で運命を切り開く。大人から酷評された「アンパンマン」がTVアニメになり、日本中から愛されるようになったとき、やなせは、すでに70歳間近。戦中派のニヒリズムから脱し、ついに自分の作品の「理想」と一体となった。夫妻の生涯と作品世界をたどり、今こそ必要な「哲学」を解き明かす。
目次
第一章 あまりにもネガティブな才人(ネガティブだから本当の光が分かる;「名家」に生まれた少年 ほか)
第二章 戦中派・やなせたかしの絶望(「日本の戦争は聖戦である」;やってきた赤紙 ほか)
第三章 小松暢と出会って(大胆不敵なサラリーマン時代;手塚治虫は天才! ほか)
第四章 明暗が分かれたアンパンマンと暢夫人(酷評にもかかわらずアンパンマンにこだわる;太陽のような暢さんの励まし ほか)
第五章 七十七歳からのスタート(人生最後の仕事、アンパンマンミュージアム;「目的の国」をつくるやなせ先生 ほか)
著者等紹介
物江潤[モノエジュン]
1985年、福島県生まれ。早稲田大学理工学部社会環境工学科卒業後、東北電力勤務。松下政経塾を経て、現在は福島市内で学習塾を経営する。その傍ら社会批評を軸に執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆり
於千代
Akim