朝日新書<br> ルポ出稼ぎ日本人風俗嬢

個数:
電子版価格
¥880
  • 電子版あり

朝日新書
ルポ出稼ぎ日本人風俗嬢

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月26日 08時02分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022952578
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0236

出版社内容情報

日本経済の「一人負け」、男性が女性を「買い叩く」日本の性風俗業界……。なぜ彼女らは、海外で身体を売ることを選ぶのか。経済停滞により「もっと稼ぎたい」と海外に目を向ける人が増えている。それは、性風俗業界も例外ではない。不法就労・国外退去のリスクを背負ってまで、何が彼女たちを駆り立てるのか。仕事内容、出稼ぎに至る経緯、暮らしぶりなどを詳細に綴る渾身のルポ。日本の風俗に嫌気が差しアメリカへ。パパ活で月収は平均2万ドル行く当てもなく渡米。フリーターから、年収12万ドル「たぶん私、本当は孤独なんだと思う」渡豪し3か月で300万円を稼ぐ元派遣社員長引く不況に生活苦、業界の働きづらさ、生きづらさ、承認欲求、先の展望が描けないこと―出稼ぎに至る背景には、さまざまな問題が絡み合っている。その一つ一つは、決して特殊なものではなく、誰もが肌身で感じたことがある問題ではないだろうか。

内容説明

日本経済の「一人負け」、男性が女性を「買い叩く」日本の性風俗業界…。なぜ彼女らは、海外で身体を売ることを選ぶのか。経済停滞により「もっと稼ぎたい」と海外に目を向ける人が増えている。それは、性風俗業界も例外ではない。不法就労・国外退去のリスクを背負ってまで、何が彼女たちを駆り立てるのか。仕事内容、出稼ぎに至る経緯、暮らしぶりなどを詳細に綴る渾身のルポ。知られざる性風俗業の「海外出稼ぎ」の実態に迫る。

目次

第1部 ルポ 出稼ぎ日本人風俗嬢(固定客は海外の富裕層。一度の「ツアー」稼ぎは5万ドル―マリエさん;日本の風俗に嫌気が差しアメリカへ。パパ活で月収は平均2万ドル―ミドリさん;行く当てもなく渡米。フリーターから、年収12万ドルに―アイコさん;「たぶん私、本当は孤独なんだと思う」。渡豪し3カ月で300万円を稼ぐ元派遣社員―ヨウコさん;フリーターからワーホリでオーストラリアに。「マッサージ店」で週20万円を稼ぐ―ユウコさん ほか)
第2部 何が彼女たちを出稼ぎに向かわせるのか(ここ数年で増加する「海外出稼ぎ」;日本は不法就労を疑われる国に;下着やポーチの中まで全て調べ詰問;ワーホリから売春へ;なぜ風俗嬢は海外出稼ぎに行くのか? ほか)

著者等紹介

松岡かすみ[マツオカカスミ]
1986年高知県生まれ。同志社大学社会学科卒業。PR会社、出版社勤務を経て、2015年より「週刊朝日」編集部記者。21年からフリーランスとして、雑誌や書籍、ニュースサイト、ウェブマガジンなどのメディアを中心に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

122
歌舞伎町で路上売春をする女が底辺の負け組なら、こちらは外国で高級娼婦として出稼ぎする道を選んだ勝ち組の話。昔の「からゆきさん」は身売りされた遊女だったが、令和のそれは稼ぐために進んで海外へ出ていくタフさと信念を持つ強い女だ。甘言を弄するエージェントに任せず積極的に外国人客を取り、語学を学ぶなど自らを高める努力も怠らない。性別や職業の違いなく、幸運の女神は自分の行く道は自分で決める者に微笑むのだから。川上未映子や金原ひとみなら絶対ヒロインにしないタイプだが、惨めさや愚かさが微塵もない姿は清々しささえ感じる。2024/03/30

アキ

103
2023年9月観光のためにハワイに渡航したが、現地の空港で入国を拒否され、強制帰国させられた30代日本人女性の報道があった。日本の平均賃金はOECD諸国34ヵ国中25位であり、円安もあり世界的に低賃金国となった。先進国からは不法就労をする可能性がある貧民国として認識されつつある。本書は6人の出稼ぎ日本人風俗嬢にインタビューしたルポとそこに至る日本の風俗の現状を取材したものから成る。セックスワークは人間の本能的な部分を垣間見る仕事。ニュージーランドで売春を合法化して一般の職業と同じ扱いにする取り組みを知る。2024/05/06

やいっち

52
終わりの見えない日本のデフレ経済。劣化する先に光は見えない。少なくとも若者たちは日本を見限ってる。風俗嬢の出稼ぎはその先駆けであり象徴。嘗ては日本に東南アジアの方たちが出稼ぎに来てたよね。今は逆転。政治が機能してない。暗澹たる気分だ。2024/06/09

belalugosi6997

21
前半は体験者の聞き取り、後半は現状の把握と問題点と打開策。特筆はP70・88、「うわ、それ俺だ!」互いに孤独、承認欲求、性的満足、を満たす彼女のおかげと改めて感謝する。前半の登場人物は立身出世を彷彿させる行動力ある嬢ら、嬢らは日本がデフレのために一連発起のグローバリストである。最も心に響いたのが「風俗嬢にはメンヘラが多い、ではなくメンヘラになったがために風俗を選択した」である。どうか首相!嬢が出稼ぎしない、風俗に堕ちないで稼げるようにしてください。ベスト著書2024/08/17

まゆまゆ

17
合法非合法にかかわらず外国にて風俗嬢として働く日本人女性へのインタビューをまとめたルポ。国内の風俗産業の低価格化が海を渡る後押しをしている模様で、どんな産業でもこういったことが起こり得るのかと少し感心してしまう。2024/07/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21791691
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品