朝日新書<br> 訂正する力

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朝日新書
訂正する力

  • 東 浩紀【著】
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  • 朝日新聞出版(2023/10発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022952387
  • NDC分類 104
  • Cコード C0210

出版社内容情報

ひとは誤ったことを訂正しながら生きていく。哲学の魅力を支える「時事」「理論」「実存」の三つの視点から、現代日本で「誤る」こと、「訂正」することの意味を問い、この国の自画像をアップデートする。デビュー30周年を飾る集大成『訂正可能性の哲学』を実践する決定版!聞き手・構成/辻田真佐憲 帯イラスト/ヨシタケシンスケ保守とリベラルの対話、成熟した国のありかたや老いの肯定、さらにはビジネスにおける組織論、日本の思想や歴史理解にも役立つ、隠れた力を解き明かす。それは過去との一貫性を主張しながら、実際には過去の解釈を変え、現実に合わせて変化する力――過去と現在をつなげる力です。持続する力であり、聞く力であり、記憶する力であり、読み替える力であり、「正しさ」を変えていく力でもあります。そして、分断とAIの時代にこそ、ひとが固有の「生」を肯定的に生きるために必要な力でもあるのです。(目次)第1章 なぜ「訂正する力」は必要か第2章 「じつは……だった」のダイナミズム第3章 親密な公共圏をつくる第4章 「喧騒のある国」を取り戻す日本には、まさにこの変化=訂正を嫌う文化があります。政治家は謝りません。官僚もまちがいを認めません。いちど決めた計画は変更しません。(…)とくにネットではこの傾向が顕著です。かつての自分の意見とわずかでも異なる意見を述べると、「以前の発言と矛盾する」と指摘され、集中砲火を浴びて炎上する。そういう事件が日常的に起きています。(…)そのような状況を根底から変える必要があります。そのための第一歩として必要なのが、まちがいを認めて改めるという「訂正する力」を取り戻すことです。(「はじめに」より)

内容説明

保守とリベラルの対話、成熟した国のありかたや老いの肯定、さらにはビジネスにおける組織論、日本の思想や歴史理解にも役立つ、隠れた力を解き明かす。それは過去との一貫性を主張しながら、実際には過去の解釈を変え、現実に合わせて変化する力―過去と現在をつなげる力です。持続する力であり、聞く力であり、記憶する力であり、読み替える力であり、「正しさ」を変えていく力でもあります。そして、分断とAIの時代にこそ、ひとが固有の「生」を肯定的に生きるために必要な力でもあるのです。

目次

第1章 なぜ「訂正する力」は必要か(ヨーロッパのしたたかさ;「空気」は訂正できるか ほか)
第2章 「じつは…だった」のダイナミズム(訂正は日常的にやっている;試行錯誤の価値 ほか)
第3章 親密な公共圏をつくる(時事と理論と実存;訂正する力は経営の哲学だ ほか)
第4章 「喧騒のある国」を取り戻す(日本思想の批判的な継承;日本哲学のジレンマ ほか)

著者等紹介

東浩紀[アズマヒロキ]
1971年生まれ。批評家。東京大学大学院博士課程修了。株式会社ゲンロン創業者。『存在論的、郵便的』(98年)でサントリー学芸賞、『クォンタム・ファミリーズ』(2009年)で三島由紀夫賞、『弱いつながり』(14年)で紀伊國屋じんぶん大賞、『観光客の哲学』(17年)で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

103
「本書は語り下ろしです」とある(聞き手と構成は辻田真佐憲さん)。著者の意図が理解できないのは、それが原因だろうか。何度も繰り返される「訂正する力」というものが分からない。反例として示される「西欧に較べ、日本は訂正する力に欠けている」「理系の世界には現在の理論しかない。過去の理論は必要ない」「リベラル派は独自の歴史観に乏しい」などの決めつけに付いてゆけない。訂正の極みが「歴史修正主義」ではないかと危惧するが、それは「修正」だから違うと言う。やっぱり分からない。きちんと読み切れない自分の不明を恥じるほかない。2024/01/19

tamami

84
著者は、日本にいま必要なのは「訂正する力」であり、それは、ひとが固有の「生」を肯定的に生きるために必要な力でもあるという。以下、「訂正」するということに関する古今の事例を引きながら、殊に現代日本の「訂正できない」風土や人士について、その可能性を探っていく。「老いることは訂正すること」「人間は訂正の能力を発達させたため意識をもつようになった」「人文学者が「訂正の経験」を売る」「日本独自の多様性とは」「平和主義の「訂正」をすべき」、等々蠱惑的なフレーズが飛び交う。限りある己の生における「訂正」の意味を考える。2023/12/09

はっせー

74
考えることが好きな人に読んで欲しい本になっている!まず装丁。ヨシタケシンスケのイラスト。あー!めっちゃいい!その絵に誘われてしまい手に取ってみた。通読して私は、いまの世の中に必要な力についてうまく書かれておりわかりやすいな~って思った!訂正する力。過去を再定義して現在と過去をつなぐ力。「じつは…だった」というのがキーワード。過去をなかったことにするのではなく過去と現在との連続性を保つための力。何度か読み直したい本になっている!2024/01/29

けんとまん1007

68
いつからだろうか「○○する力」という言葉や、一方的に叩き排除しようとする風潮が強くなったのは・・と考える。短絡的でかつ短期的なものの考え方ではないかと思っている。物事は簡単に白黒つけられるものではないし、二項対立でよいとは思っていない。考え方や判断は、変わりうるものだと思うし、自分自身もこれまでも変わってきたと思う。お互いに、相手を尊重しようとする姿勢から始めること、また、そこからしか先に進まないと思う。そんなことを考える背中を押してもらえる1冊。考え続けることだと思う。2024/03/11

ネギっ子gen

66
【「訂正する力」とは、物事を前に進めるために現在と過去を繋ぎ直す力。持続する力、聞く力、記憶する力である】そして分断とAIの時代にこそ、人が固有の「生」を肯定的に生きるための力になる。哲学の魅力を支える「時事」「理論」「実存」の三つの視点から、現代日本で「訂正」することの意味を問う。「はじめに」で、<もう日本はだめなのでしょうか。ぼくはそうは思いません。ただ、そこで必要になるのは、トップダウンによる派手な改革ではなく、一人ひとりがそれぞれの現場で現状を少しずつ変えていくような地道な努力だと思います>と。⇒2024/03/14

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