出版社内容情報
世界の頭脳であるフランス人人口学者のエマニュエル・トッド氏と、ジャーナリストの池上彰氏が、ウクライナ戦争後の世界を読み解く。覇権国家として君臨してきたアメリカの力が弱まり、多極化、多様化する世界が訪れる──。この世界はどうなっていくのか。
内容説明
この世界からアメリカがなくなればより平和な世界が現れるだろう―。「こんなことを話すのは、きょうが初めてです。いったい私に何が起きているのでしょう」とトッド氏に言わしめた、全3日にわたる緊急対談。沈むアメリカと多様化する社会を読み解く。
目次
第1章 ウクライナ戦争の原因とジャーナリストの責任(どうしてアメリカが戦争に向かわせたのか;バルト3国からウクライナまで不安定な地域圏 ほか)
第2章 終わらない戦争(第3次世界大戦はもう始まっている;ポーランドのロシアに対する憎しみ ほか)
第3章 無意識下の対立と「無」への恐怖(世界ではLGBTについて保守的な傾向の国が多い;忘れ去られるかもしれないネオフェミニズム ほか)
第4章 アメリカの没落(NATOの兵器供与が戦争を長引かせているのか;ウクライナ戦争の五つのファクター ほか)
第5章 多様化していく世界と我々(アメリカが崩壊したら日本はどうするべきか;グローバルサウスはむしろロシアに近い ほか)
著者等紹介
トッド,エマニュエル[トッド,エマニュエル] [Todd,Emmanuel]
歴史人口学者・家族人類学者。1951年、フランス生まれ。家族構成や人口動態などのデータで社会を分析し、ソ連崩壊などを予見
池上彰[イケガミアキラ]
ジャーナリスト。1950年、長野県生まれ。NHKの記者やキャスターを経て、フリーに。名城大学教授、東京工業大学特命教授
大野舞[オオノマイ]
1983年生まれ。フランスのバカロレア(高校卒業国家資格)を取得後、一橋大学にて修士号取得。パリ・シテ大学東アジア人文科学研究科博士課程所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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