朝日新書<br> 問題はロシアより、むしろアメリカだ―第三次世界大戦に突入した世界

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朝日新書
問題はロシアより、むしろアメリカだ―第三次世界大戦に突入した世界

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  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022952233
  • NDC分類 319.04
  • Cコード C0231

出版社内容情報

世界の頭脳であるフランス人人口学者のエマニュエル・トッド氏と、ジャーナリストの池上彰氏が、ウクライナ戦争後の世界を読み解く。覇権国家として君臨してきたアメリカの力が弱まり、多極化、多様化する世界が訪れる──。この世界はどうなっていくのか。

内容説明

この世界からアメリカがなくなればより平和な世界が現れるだろう―。「こんなことを話すのは、きょうが初めてです。いったい私に何が起きているのでしょう」とトッド氏に言わしめた、全3日にわたる緊急対談。沈むアメリカと多様化する社会を読み解く。

目次

第1章 ウクライナ戦争の原因とジャーナリストの責任(どうしてアメリカが戦争に向かわせたのか;バルト3国からウクライナまで不安定な地域圏 ほか)
第2章 終わらない戦争(第3次世界大戦はもう始まっている;ポーランドのロシアに対する憎しみ ほか)
第3章 無意識下の対立と「無」への恐怖(世界ではLGBTについて保守的な傾向の国が多い;忘れ去られるかもしれないネオフェミニズム ほか)
第4章 アメリカの没落(NATOの兵器供与が戦争を長引かせているのか;ウクライナ戦争の五つのファクター ほか)
第5章 多様化していく世界と我々(アメリカが崩壊したら日本はどうするべきか;グローバルサウスはむしろロシアに近い ほか)

著者等紹介

トッド,エマニュエル[トッド,エマニュエル] [Todd,Emmanuel]
歴史人口学者・家族人類学者。1951年、フランス生まれ。家族構成や人口動態などのデータで社会を分析し、ソ連崩壊などを予見

池上彰[イケガミアキラ]
ジャーナリスト。1950年、長野県生まれ。NHKの記者やキャスターを経て、フリーに。名城大学教授、東京工業大学特命教授

大野舞[オオノマイ]
1983年生まれ。フランスのバカロレア(高校卒業国家資格)を取得後、一橋大学にて修士号取得。パリ・シテ大学東アジア人文科学研究科博士課程所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

116
ロシアのウクライナ侵攻に対するトッド氏の視点は異彩を放つ。自国の民主主義を押し付け普遍主義で世界を支配しようとする米国よりも、(権威主義だが)各国の特殊性を尊重し画一的な価値観を押し付けないロシアを支持する国が多いと言う。覇権主義の米国の没落である。ウクライナ侵攻はイラク侵攻と何が違うのか、その総括すらしない米国が「どの口で言うか」というトッド氏の怒りに一理はある。ただ、ロシア非難一色の世相へ一石を投じる意義は理解するが、「ノルドストリームは米英が破壊した」など断定の真偽を問いたくなる言説が多いのも事実。2023/07/19

Aya Murakami

85
某陰謀論系youtuberが紹介していたので手に取った。著者について「胡散臭い」という感じのことを言っていたのでこれは名著だと思っていたが読んでみたらやっぱり名著だった(ピリ辛難易度だったが) 最近のアメリカは中国に対する半導体の制裁とかいろいろおかしいと思っていたが想像以上に「アメリカ怖い」という状態みたい。アメリカ帝国主義拡大に伴い産業が空洞化して大砲がつくれなくなる…、この辺は自業自得というべきか。家族観やLGBTがらみで西洋ヨーロッパが孤立しているという構造も斬新。2023/08/18

榊原 香織

61
2023年6月刊 リモート対談。 ウクライナ戦争は長期化するだろうという予想。トッド5年 池上10年。 アメリカはロシアの他にドイツも抑えたい⁈ トッド、フランスのTVに出演禁止らしい2024/03/08

チャーリブ

44
エマニュエル・トッド氏と池上彰氏のオンライン対談録。主に池上氏がトッド氏のユニークな持論を引き出すような対談となっています。トッド氏は、今回のウクライナ戦争は「プーチンの侵略戦争」というジャーナリズム既定路線の考え方を否定して、「戦争が起きた最大の原因はアメリカとNATOにこそあるのではないか」と問題提起しています。かつてソ連の崩壊を予見したという彼ですが、今度は「アメリカの崩壊」もあり得ると言っています。だからかフランスの公共放送では出禁になっているそうです…。2023/10/27

ta_chanko

32
アメリカなど西側勢力の東方拡大が、今回のウクライナ戦争を原因。ウクライナ東部のクリミア半島やドンバス地方はロシアにとって絶対に譲れない地域。ロシアが意外と粘り強いのは、中国やインドをはじめとする、経済制裁に参加しない多くの国々の存在や、西側の価値観(自由・民主主義・LGBTなど)に賛同しない多くの国々の存在があるから。また、ロシアの工業生産も侮り難く、対してアメリカのGDPは金融・保険・医療・訴訟などの実体のない経済活動によって大きく表されていて、工業生産は衰退している。米英の凋落は深刻。2023/08/23

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