朝日新書<br> 「単純化」という病―安倍政治が日本に残したもの

個数:
電子版価格
¥850
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

朝日新書
「単純化」という病―安倍政治が日本に残したもの

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年05月01日 16時16分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022952158
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0036

出版社内容情報

政治の1強体制は、日本社会にどのような変化をもたらしたのか。「法令に違反していない」「解釈を変更した」と開き直り、逃げ切る「スタイル」の確立は、「多数決」ですべての物事を押し通せることを示し、分断を生んだ。問題の本質を見失ったままの状態が続く日本の病に、物言う弁護士が切り込む。

内容説明

なぜ、まともな“議論”ができなくなったのか。分断と二極化の“弊害”を断つ!「法令に違反していない」「解釈を変更した」―。森友・加計学園、桜を見る会、旧統一教会、国葬騒動…。第二次安倍政権から続く“1強体制”で確立したのは、「法令遵守」を盾に説明責任を果たさず、逃げ切るスタイルと、「多数決」であらゆる物事を押し通す政治手法だった。問題の本質を見ずに、空回りを続ける日本の病に切り込む。

目次

第1章 国有地売却をめぐる「単純化」
第2章 “岩盤規制打破”をめぐる「単純化」
第3章 森友・加計、それぞれの「第二幕」
第4章 放置された「ウソ」の構図
第5章 銃撃事件以後も繰り返される“手法”
終章 「法令遵守と多数決」という“病”

著者等紹介

郷原信郎[ゴウハラノブオ]
1955年生まれ。弁護士(郷原総合コンプライアンス法律事務所代表)。東京大学理学部卒業後、民間会社を経て、1983年検事任官。東京地検、長崎地検次席検事、法務総合研究所総括研究官等を経て、2006年退官。「法令遵守」からの脱却、「社会的要請への適応」としてのコンプライアンスの視点から、様々な分野の問題に斬り込む。名城大学教授・コンプライアンス研究センター長、総務省顧問・コンプライアンス室長、関西大学特任教授、横浜市コンプライアンス顧問などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こも 零細企業営業

25
著者さんのYouTubeチャンネルで新刊が出たと告知してたので購入。キーワードは「多数決と法令遵守」による「単純化」をモリ、カケ、サクラをピックアップして説明。さらに国葬の件も例に出して説明してくれてたが。。一通り読んだが、、キーワードと馴染めてない。読解力と社会の理解度が問われてるような本だと感じた。数回読み返してメモながら理解してみようと思う。解らなければ、何処が解らないと書いてみて著者さんにお手紙書いて聞いてみる。そしたら理解出来るかも知れない。2023/05/15

まゆまゆ

14
選挙で民意を得ているという大義名分を背景に、法令遵守と多数決によってすべてが解決するという単純化思考がこの10年で進んでしまったことを嘆く内容。モリカケ問題は行政を歪め、サクラ問題は法律違反を回避した。後からわかったことをまとめれば、当時の発言は虚偽だったことは明らかであり、これらが積み重なった結果が現在の政治不信、支持政党なしなのは明白である。2023/09/25

tolucky1962

10
モリカケサクラを単純化というワードで整理。当時報道されたが時間が経つと忘れられる。整理して書物に残すのは大事。選挙で多数を占めれば法制定も解釈も好きにできるという単純化論理。単純化という劣化は分断を招いていて,これからの世論の底辺に残り続けるのかもしれない。検察,マスコミも忖度,世論に影響を与えた。安倍支持/批判の二極化,分断。不起訴=単純に白ではない。選挙直前の時期,安倍氏は統一教会イベントでの総裁賛美が殺害へとつながった。モリカケサクラで強気に押し切ってきた成功体験が影響としていると著者はみている。2023/07/23

エリカパパ

5
〜安倍晋三に始まり今も続く日本社会の深刻な病〜の惹句で読む気になった。宏池会の流れを汲む岸田さんの首相就任で、世の中少しは良くなるかと期待したがそれは裏切られた。国会でまともな議論がされていない。TVも大新聞も政権を見ているばかり。終章のラストにこうある〜安倍政権下において「二極化」が進み、物事が「法令遵守と多数決」によって「単純化」されていった。その震源地は安倍氏自身だったといことになるのである〜法令遵守の振りをしてるだけ、取り巻きだけしか聞く耳をもたない安倍氏のこの治世、後代どう評価されるか…2023/05/14

oyoide

3
第二次安倍政権から日本が大きく崩れ落ちて行く原因のひとつを、政権にみられる「単純化」という手法をポイントに考察していく。これに郷原氏の「法令遵守が日本を滅ぼす」も絡んでくる。タイトルだけでは理解しがたいが、「法令遵守」という「単純化」された言葉で私たちはいとも簡単に深慮することを手放してしまうことに気付かされる。 情報が溢れすぎる現代に至っては、物事を深く考え進めることが本当に困難であり、故に権力に依る情報に振り回されやすくなっている。このままでは二極化による分断はさらに進むばかりだなと不安になる。2023/08/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21172184
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。