出版社内容情報
自民党はなぜ勝ち続けるのか?権力を牛耳る強さの根源は何か?今も変わらないのは、後援会、町内会名簿、夏祭り、掲示板、「どぶ板」戸別訪問といった旧来的なメディアや手法だ。地方議員と国会議員の関係、地域とのつながりにこそカギがある。20年来の取材メモも掘り起こし、自民党の強さの秘密に朝日新聞政治記者が迫った。地方と組織の舞台裏に証言で迫るノンフィクション。
内容説明
自民党とは何か?強者をのみ込むブラックホールか?自民党所属の政治家は、数字上は、国会議員より圧倒的に地方議員の方が多い。「官邸主導」の第2次安倍政権以降はトップダウン組織に見えるが、地方ではボトムアップの側面がいまだ強い。首相ら党幹部への忠誠度が高い国会議員と、自民党同士の争いに価値を見いだす地方議員。両者の関係や地方議員と地域のつながりを主軸に、自民党内の力学、連立を組む公明党、さらには立憲、維新ら野党のあり方を証言とエピソードをもとに考察する。
目次
序章 「一番強いやつが自民党」
第1章 自民党の地方議員たち
第2章 大都市部の地方議員たち
第3章 地域の実情―勝ち上がれば自民入り
第4章 国会議員と「どぶ板戦」
第5章 連立を組む公明党の戦略
第6章 中枢を歩みながら自民党と対峙した小沢一郎
第7章 野党は何をしているか
著者等紹介
蔵前勝久[クラマエカツヒサ]
1976年、鹿児島県南九州市川辺町生まれ。朝日新聞記者。松山支局などを経て、2008年から政治部。21年から論説委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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