朝日新書<br> 自民党の魔力―権力と執念のキメラ

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朝日新書
自民党の魔力―権力と執念のキメラ

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022951786
  • NDC分類 315.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

自民党はなぜ勝ち続けるのか?権力を牛耳る強さの根源は何か?今も変わらないのは、後援会、町内会名簿、夏祭り、掲示板、「どぶ板」戸別訪問といった旧来的なメディアや手法だ。地方議員と国会議員の関係、地域とのつながりにこそカギがある。20年来の取材メモも掘り起こし、自民党の強さの秘密に朝日新聞政治記者が迫った。地方と組織の舞台裏に証言で迫るノンフィクション。

内容説明

自民党とは何か?強者をのみ込むブラックホールか?自民党所属の政治家は、数字上は、国会議員より圧倒的に地方議員の方が多い。「官邸主導」の第2次安倍政権以降はトップダウン組織に見えるが、地方ではボトムアップの側面がいまだ強い。首相ら党幹部への忠誠度が高い国会議員と、自民党同士の争いに価値を見いだす地方議員。両者の関係や地方議員と地域のつながりを主軸に、自民党内の力学、連立を組む公明党、さらには立憲、維新ら野党のあり方を証言とエピソードをもとに考察する。

目次

序章 「一番強いやつが自民党」
第1章 自民党の地方議員たち
第2章 大都市部の地方議員たち
第3章 地域の実情―勝ち上がれば自民入り
第4章 国会議員と「どぶ板戦」
第5章 連立を組む公明党の戦略
第6章 中枢を歩みながら自民党と対峙した小沢一郎
第7章 野党は何をしているか

著者等紹介

蔵前勝久[クラマエカツヒサ]
1976年、鹿児島県南九州市川辺町生まれ。朝日新聞記者。松山支局などを経て、2008年から政治部。21年から論説委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みじんこ

8
指摘の通り、私の実家のある市の市議会でも無所属議員は多く、彼らもやはり自民党籍を持っているのだろうか。自民党の国会議員と地方議員では全く意識が異なっていること、また各地域の町内会等に自公がいかに根差しているのか、人間関係やある種のゆるやかさの重要性も分かった。まさに「強者をのみ込むブラックホール」であり、これでは過去の例と同様、自民党分裂がなければ政権交代は無理なのかと思える。終盤では非自民ながら選挙で勝てている野党議員も数名取り上げられており、党より人で地域をしっかり回ることは重要なのだと再確認できる。2022/07/17

松村 訓明(まつむら のりあき)

5
政治について興味があるためこの本を購入しました。自民党の活動、特に地方での活動内容が良く分かる良書だと思いました。私には民主党が政権を取った時点のエピソードが印象に残っています。 「特に09年の政権交代では、小沢氏のイメージが大きかったと言える。政権担当能力に疑問符がつく民主党にあって、47歳の若さで自民党幹事長を務め、「自民党に残っていれば確実に首相になったのではないか」と思わせたカリスマ的な小沢氏の存在が「小沢氏がいるのならば、民主党でも政権は担えるだろう」という一定の安心感を与えた。」(47P) 2025/05/18

のらきち

5
自民党の党名がどのような政治信条を示すのかイマイチ理解できないでいたが、なるほど、「特に意味はない」が答えだったのか。つまり、勝った議員を広く取り込んできた結果が今の自民党であり、そこに信条はないし、なんなら県会議員・市会議員を含めた総数も把握できないほどゆるいつながりでもある。大きくいうなら「強者による政治」「マクロな政策」が自民党の本質であるのにたいし「弱者による政治」「ミクロな政策」が民主党である。自公連立では公明党がミクロな視点、どぶ板の役割を果たしている。 個別の事例が多く読み解きが難しかった。2022/08/20

のん

4
「その土地で一番強いやつが自民党なんだ。」という蔵内勇夫の言葉から始まり、自民党籍を持つ地方議員はイデオロギーを理由に自民党に入るのではなく、地域のまとめ役が地域の課題を解決するために権力に近づき自民党に入るという構造を描く。2024/06/17

gaku1234gaku

4
安保外交や世界経済を語る政治は分かりやすいが、政治は権力追求、利益誘導、人間関係であり、地方政界ではその本質が剥き出しになって現れるということがよくわかる。確かに自民党は、選挙になれば中央の号令のもと地方議員まで一体となって運動するものと思っていたが、実態はそうではなく末端に行くと、むしろ自民党の看板が少なくとも対有権者では邪魔とさえ扱われているというのはとても意外だった。そうした地方で代わりに姿を現すのは、まさに冒頭に書いたプリミティブな政治の姿である。2024/04/09

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