朝日新書<br> リスクを生きる

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朝日新書
リスクを生きる

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  • サイズ 新書判/ページ数 176p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022951656
  • NDC分類 304
  • Cコード C0295

出版社内容情報

競わず、裁かず、虐げず。
いじめも査定主義もそろそろ終わりにしませんか?
パンデミックが可視化したリスク社会を生きるすべ、
不条理な現実を立体視する実践知がここに!

ウイルスがほんとうは何ものであり、
どういうふるまいをするのか「わからない」。
それでも、経験的にわかること、実践的にできることはある。
あれば、それをする。――内田樹

コロナ禍のようなことが突然起こる不条理な世界で生きていくには、
粘り強さというか、殴られてもめげずに立ち上がる根性のような、
ある種のハードボイルドな生き方が必要だ。――岩田健太郎

内容説明

競わず、裁かず、虐げず。いじめも査定もそろそろ終わりにしませんか?コロナ禍で何が変わり、何が変わらず、何を変えてゆくべきか。孤独が蔓延る競争社会、空洞化する高等教育、査定といじめの相似構造、人口減に対応できない資本主義。前作『コロナと生きる』から1年6カ月、第五波と第六波の間隙を縫って、哲学者と医者が再び向かい合った。感染症が可視化させたリスク社会を超克する知の対話がここに!

目次

第1章 感染症が衝く社会の急所(2021年10月21日、凱風館にて)(「わかっている」人ほどわかっていない感染症;急激な感染収束の理由とは;勝者が総取りする「東京的なゲーム」 ほか)
第2章 査定といじめの相似構造(2021年11月18日、凱風館にて)(孤独が蔓延る競争社会;人を意地悪にする査定的な眼差し;チームのパフォーマンスを上げるには ほか)
第3章 不条理を生きる(2021年12月16日、凱風館にて)(ダイヤモンド・プリンセス号動画配信で果たせた役割;情報を商品扱いするメディア;サイエンティフィック・マインドが欠けた学び ほか)

著者等紹介

内田樹[ウチダタツル]
1950年、東京都生まれ。神戸女学院大学名誉教授、昭和大学理事。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』で第3回新書大賞、執筆活動全般について第3回伊丹十三賞を受賞。2011年に哲学と武道研究のための私塾「凱風館」を開設

岩田健太郎[イワタケンタロウ]
1971年、島根県生まれ。神戸大学大学院医学研究科教授。島根医科大学(現・島根大学)卒業。沖縄県立中部病院、ニューヨーク市セントルークス・ルーズベルト病院の研修医を経て同市ベス・イスラエル・メディカルセンター感染医フェローとなる。2003年、北京インターナショナルSOSクリニックで勤務。04年に帰国し、千葉県の亀田総合病院を経て、08年より神戸大学。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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きみたけ

64
著者は、神戸女学院大学名誉教授で昭和大学理事の内田樹先生と、神戸大学大学院医学研究科教授で感染症対策のスペシャリストの岩田健太郎先生。前作「コロナと生きる」から1年半が経ち、コロナの第五波と第六波の合間となったいま再び哲学者と医者が対談。孤独が蔓延る競争社会、空洞化する高等教育、査定といじめの相似構造、人口減に対応できない資本主義など、感染症が可視化させたリスク社会について語りあっています。岩田先生の媚びないスタイル、好きですね。2022/09/08

けんとまん1007

55
不知の知という言葉を想い出した。知らないということへの恐怖ななのかと思う。結果として、表面的なことを搔き集めることに終始し、近視眼的・短絡的になってしまう。自分を安心させるために、周囲と比較し、自分のポジションを確認するだけ。この前に読んだ、千葉雅也さんの現代思想入門とも響きあう。二項対立で白黒つけて安心してしまうことの危うさの結果が、今の状況だと思う。また、時によってはスピード・できることから始めることを優先するとか、合気道では競わないということ。このあたりからの気づきも多い。2022/10/17

肉尊

53
対談とあって、サクサク読み進めることができたが、話の内容が右往左往している感じがした。タイトルにあるように、コロナ禍とリスクについて、私が思うのは「自己責任」という名の責任転嫁。PCRもワクチン接種も自己責任。結局、ワクチンを打ったからといって感染しないわけではない。コロナ初期の頃に比べ、様々な方面でマニュアルが確立されたが、強権的になると、国家転覆の可能性を孕むということも考えられる。以前、風邪を引いたときに同僚からコロナだと言われ避けられることがあったが、この病は人の絆も破壊せしむるのだろうか。2022/12/12

Twakiz

36
すごいお二人の対談で,テーマはコロナから政治や教育やいろいろなところに寄り道.筋書きなく話してこのように広がるのはさすがの博識ぶり.岩田先生は帰国されてすぐの頃と比べてだいぶ印象が変わった.書かれる文章にも内田先生の語彙からの影響が多く見て取れる(誤謬とか瑕疵とか●●を嚆矢とする,や●●を奇貨として・・など)個性的で賛否両論あるが口先だけでなく行動力もある方.内田先生はいつも「聞いたことのない話や考え」を提供してくださる常に読むべき著者のお一人.「書斎の本棚は自分の無知の可視化」なるほどねぇ..2022/07/10

tokko

22
コロナ社会が前景化したおかげで、それまで見えにくかったものがよりクリアに見えるようになりました。まず査定、序列社会。全体の中の相対的な位置を知りたがるという無意識的な傾向が作り出す脆弱な社会を、コロナは可視化しました。現場判断を許さない指示系統やブルシットジョブが、どれだけ危機的状況と食い合わせが悪いのかがよくわかります。それとメディアの断定的な物言いの危うさ。人は知識があればあるほど断定できないものです。けれど、今のメディアでは留保や仮定を受け入れ難い。いつからこんなにバカになったんだろうというくらい。2022/04/26

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