朝日新書<br> 京大式へんな生き物の授業

個数:
電子版価格
¥850
  • 電書あり

朝日新書
京大式へんな生き物の授業

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月23日 16時42分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022951113
  • NDC分類 460.4
  • Cコード C0245

出版社内容情報

微生物の生存戦略は、かくもカオスだった! 光合成をやめて寄生虫になった者、細胞から武器を発射する者……。ヘンなやつら、ズルいやつらのオンパレードだ。京大の新進気鋭の研究者が書く、時にずるくしたたかに見える、偶然と驚きに満ちたミクロの世界の生存戦略。

内容説明

生物学的に言うと、全ての成功はまぐれである。微生物の生存戦略は、かくもカオスだった!光合成をやめ、わざわざ寄生虫になったもの、細胞から武器を発射するもの…。無計画でムダなことばかりするへんなやつらのオンパレードだ。新進気鋭の生物学者が、偶然の進化に満ちたミクロの世界へご案内。

目次

第1章 人間はわりとカビに近い―微生物と人間と進化
第2章 他力本願ですが何か?
第3章 ミクロの世界は失敗だらけ
第4章 成功を捨て去る生き物
第5章 正体不明の微生物たちとブレークスルー
第6章 すべての進化はノープランから

著者等紹介

神川龍馬[カミカワリョウマ]
1981年静岡県生まれ。京都大学農学研究科准教授。京都大学農学部卒業、同大学院農学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員、筑波大学生命環境系特任助教、京都大学大学院地球環境学堂助教、カナダ・ダルハウジー大学客員研究員、京都大学大学院人間・環境学研究科助教を経て現職。日本藻類学会研究奨励賞、日本進化学会研究奨励賞、文部科学大臣表彰(若手科学者賞)、公益財団法人農学会日本農学進歩賞受賞。主な研究領域は、海洋における真核微生物の多様性について(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

178
京大式とは?と、初めは思いましたけどね。タイトル通り、変なと言うか、変わった生態の生き物が紹介されましたけど、想定の範囲内と言うかね。 しかし4章も後半に入ると真面目に光合成できる人間についてに考えてみようと。変態考察キターっ!!( ¨̮ )。オチはまぁまぁなんですけど。 取り分け単細胞生物の生態は自由ですなー。共生の関係とか。パーフェクト・ビーストとか、そこからの進化とか。胸熱。 最後の方は、新しい発見についての解説もあり、単細胞生物に性があるとか。マジでか⁉︎2021/07/03

へくとぱすかる

66
単純に動物と植物に分けて、生物の世界をとらえるのは、もう遠い過去のこと。いわゆる系統樹でさえ、細胞内共生という現象を考えると、単純すぎる図式に見えてくる。目に見える生物が増加したエディアカラ紀以後だけを考えては、今の生物のようすを説明できないことがよくわかる。それこそ10億年以上の時間を視野に入れて、化石以前の生物界を考えなければならないようだ。シアノバクテリアが取り込まれて葉緑体になった、といえば簡単に聞こえるが、どれほどの長い年月が必要だったのだろう。微生物こそ生物界の基本(今でも)であるということ。2021/05/25

ホークス

41
2021年刊。生物について勉強になった。旧来の五界説(動物界、植物界、菌界、原生生物界、モネラ界)は不正確で、哺乳類や植物や海藻はそれぞれ別の微生物から進化した。人は体細胞の百〜千倍の微生物を体内・体表に住まわせ、彼ら無しに人体は維持できない。共に進化したからだが、ほんの一瞬の姿でもある。生物間の共生や殺し合いの関係は常に変化していく。進化自体も方向性を持たない。カオスな関係が多様性を創り、変化を乗り越えてきた。恐ろしいマラリア原虫は光合成能力を失った渦鞭毛藻の仲間だとか。頭が揺さぶられて楽しい。2023/01/09

えっくん

31
★★★☆☆図書館から新刊本と紹介され奇妙な生態の生き物の内容と思い予約したのですが、進化の過程で多様な生存戦略を選択した微生物たちを解説した本であり、タイトル名に踊らされた感じも…。もともと真核生物には葉緑体はなく、たまたま細胞内に入り込んだバクテリアが葉緑体となり光合成を始めたという話も興味深いものでした。葉緑体と同様にミトコンドリアも外部からの寄生と考えられていますが、ミトコンドリアが人間を支配する小説「パラサイト・イヴ」を思い出しました。果てしない年月をかけて生物は驚くべき変化を続けているんですね。2021/09/11

to boy

18
微生物の最新情報をわかりやすく記載されているのだが、話があっちこっちに飛んでいろんな情報を食い散らかした感じだし、何が「京大式」なのか分からず、ちょっと期待外れ。でも、原核生物ー真核生物ー多細胞生物と生命が進化してきたという従来の考えが間違っているという話には納得。進化は目的を持っているのではなくたまたまそうなってしまい生き残っているという事だと強調する著者。それにしても藻やら細菌やらの世界の複雑な事に驚き。単細胞生物の多様性と複雑さに感銘しました。2021/04/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17569982
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。