内容説明
孤絶した砂漠の町ザミン・ウドに記憶を失ったまま紛れ込んだマオは、町の住人アイリンやマッドらと共に人食い虫“ワーム”との戦いを開始して、町からの脱出を図る。戦いで仲間を失い、さらに突如出現した漆黒のドームの脅威にさらされながら、セレブラントとして覚醒したマオが知った衝撃の真実とは―。SFアニメ「ゼーガペイン」のオリジナル・サイドストーリー第2弾。
著者等紹介
日下部匡俊[クサカベマサトシ]
1964年東京生まれ。TVシリーズ「ゼーガペイン」には、SF設定として参加した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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METHIE
11
アニメ版の登場人物でもあるマオ・ルーシェンの過去話なんだが、半分以上砂漠の中でワームという怪物とゼーガペイン抜きで戦っていたりしてゼーガペインらしくない。 終盤ようやくプロトタイプゼーガペインが登場したり、ウィルスで人類が全滅しサーバーの中に入ったりとまぁ要するに前日談。2014/08/19
ryuetto
4
今年の1冊目。年末から読んでいた割りに、なかなか読み進まないんで困った。冒頭から描かれる砂漠の町の話が長すぎる上に、あんまり面白くないんで、これ、本当に本編に必要なの? と思った。ルーシェンの過去が描かれるわけだけれど、彼に姉がいたのは、それらしいな。と思った。ルーシェンって、いかにも「弟」っぽいし。ラストだけやけにきれいだな、と言う印象を持った。終わりよければすべてよし。と言う気分になったので、まあ、いいか。3巻目が出るんだったら、今度はシズノ先輩の話を読みたいなあ。と思いました。楽しみにしてます。2012/01/09
monado
2
後半は面白かったが、前半の話はゼーガペインっぽさがない感じ。 でもルーシェンが活躍してるから許せる。 ストーリーからロジックを組み上げてるように思えるが、その部分は結構うまくできている。こういうのが書けるなら、まだまだスピンオフ書けそうだ。2017/02/12
とよきち
2
積んでたのをようやく読了。ルーシェンの外伝で砂漠の街と人類滅亡前夜の話が絡んでいく。2012/06/04
KIO
2
アニメ放送時に周囲に理解者なしで、ゼーガペインが好きになった者としては、心底、たいへんうれしい新刊です(^^)面白くて一気に読んでしまいました。設定がしっかりしている作品ですので、前作の「忘却の女王」から読んだ方がいいと思います。個人的には、日本人に馴染みの薄い舞台設定と、敵となるワームや黒い蛇、狂った敵人物描写には違和感がありました。また、緑あふれる豊かで穏やかな日常があってこそ、この設定世界の悲しさが引き立つのではと思います。ファンなら必読、まったく知らない方には敷居が高いかなと思います。2012/01/07