内容説明
スクランブル発進した自衛隊戦闘機が「招かれた」のは、上空に浮かぶ巨大な石の城。その広さ、なんと東京都の20倍。城といえば宝!現役高校生にして天下無敵のトレジャー・ハンター、八頭大がそれを見逃すはずがない。そして、太宰ゆきも大を見逃さない。さあ、行くのだ。たとえそこが天空の魔界でも。壮大なスケールでおくる、書き下ろし最新作、ついに登場。
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年、千葉県に生まれる。青山学院大学卒業。1982年「魔界都市“新宿”」でデビュー後、数多くの人気シリーズを精力的に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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miroku
13
虚空のメドューサ……。うーん、いいなあ♪2019/12/17
海猫
6
何年ぶりかのシリーズ最新作。ネタの仕込みが濃く、勢いとノリが健在で安心して読めた。このレベルを維持した上でコンスタントに続刊が出てくれれば嬉しいのだが。2011/05/19
ma-no
4
これはいい! 「黒死帝国」は番外編、「旋風譚」は短編集でした。「蒼血魔城」以前の、あの「エイリアン」のおもしろさが復活! 太宰先蔵の秘められた過去が明かされるので、オールドファンも必読です。米村孝一郎の絵もすばらしい。初期のアメコミ風味じゃなく、幻想味が濃くなった天野喜孝の絵柄よりも、こっちのほうが「エイリアン」には合っていると思います。2010/11/20
inugamix
3
レーベル移籍後のは初めて読む。装画挿絵はぴったりきた。大ちゃんのトンデモ道具群が懐かしくも楽しい。アクション描写とかここであれ持ち出してくるかぁというびっくり具合は衰えないなぁ。どうしても折々に古めかしさは感じるけど、この前に読んだ蒼血魔城があまり燃えなかったもんで、こっちのノリならまだまだいけるゾと思いました。2016/05/05
ラプトル
3
エイリアンシリーズ待望の新刊。8年まったかいがあります!スピーディで切れのいいアクションはまさに八頭アクション。ソノラマからレーベルが替わったせいか色っぽいシーンも以前のものよりパワーアップしています。イラストが天野喜孝氏から交代となっていますが、許容範囲かな。神話あり、超古代文明あり、最新テクノロジーありと冒険小説とはこうありたいもの。60を過ぎてもこんな小説が書ける菊池氏を尊敬するとともに最近の日本SFの大人しさを痛感。自分ももっとがんばらねば。2010/12/26