内容説明
葛城高校三年の宮城京助は“暴力風紀委員”の異名をとる、自称「正義の味方」だ。そんな京助が、ひょんなことから美少女転校生・村上晶のボディーガードを引き受けたことにより、最近、メディアで注目され始めた超能力格闘技団体『PKEアーツ』との戦いに巻き込まれてしまう。果たして京助の使う昔ながらの“武道”は、戦闘用の超能力に太刀打ちできるのか―!?書き下ろし格闘技アクション。
著者等紹介
渡邊裕多郎[ワタナベユウタロウ]
1972年6月18日生まれ。97年、『ヴァンパイア・ガーディアン』シリーズ(小学館スーパークエスト文庫)で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋製
28
読んでいて、不思議な感覚がまとわり付いた話だった。 正義の味方が好きで、自分から首を突っ込んでルール(校則・法)を破る輩に、注意が通じるまで力技を施行する高校生宮城。転校生と新任の教師が不可解な格好の対決を偶然目撃し、彼女らが抱える超能力格闘技団体「PKEアーツ」という団体とトラブルに自ら首を突っ込んでいく。2013/09/24
sfこと古谷俊一
1
超能力格闘技VS古武道。敵の強さの質の違いに理屈ちゃんとついてるあたりに感心。決闘の山を、抜け人は誰か、という謎解き仕立てできっちり引っ張った。2009/07/31
いそ
1
結構昔に書いた話らしい。土曜日に半日学校に行っているので少なくても7年は前の話か?直せば良いのに。2009/08/03
ma-no
1
念動力を持った敵と、武道家はいかにして戦うかということを延々と考察して緻密に描写した、非常に変わった小説です。渡邊裕多郎、どんどん前衛的な作風になってきたな。格闘技に興味がある人には猛烈にお薦めします。2009/07/24
ぞだぐぁ
0
読んでいてかなり既視感を感じたので筆者の名前をググったら、KCG文庫の『狼男と人魚姫』と同じ作者だった。出版年度からするとこの本を下敷きにして書いたんだろうと思う程、キャラやら展開が似てて驚き。2015/08/09