朝日新書<br> 病院のやめどき―「医療の自己決定」で快適人生

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朝日新書
病院のやめどき―「医療の自己決定」で快適人生

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022737762
  • NDC分類 498.04
  • Cコード C0247

出版社内容情報

どんな人にも「快適に生きる権利」があるはずだ。ところがほとんどの病院は、それを無視している。あなたの身体を診ようとはせず、検診結果の数値だけを見て、ほぼ機械的に薬を処方する。薬の副作用に関する説明はナシ。たとえば血圧の数値が「標準」より高ければ、降圧剤を処方する。だが、「過降圧」となって、頭がふらふらしたとしても、医者はあなたの訴えに耳を貸そうとしない。「数値を標準にする」という医療の信奉者だからだ。しかも、日本の病院で出される薬は、日本人に有効であるというエビデンス(科学的根拠)が欠如していると言わざるを得ない。 また、日本ほど集団検診が大規模に行われている国も珍しいが、国民の健康に役立っているか、はなはだ疑わしい。ほかにも医療界が隠したがる問題はやまほどある。。患者は情報弱者になってはいけない! 自分の健康な生活を守れるのは自分自身だからだ。 病院から言われるままに治療して、副作用に悩みつつ少しだけ長生きしたら幸福だろうか? 生活の質(QOL)を下げない生活を守れるかどうかはあなた次第。「医療の自己決定」が重要なのだ。  日本の医療界の正体を明らかにし、快適に生きるためのヒントを紹介する。第1章 エビデンスのない日本の医療第2章 医学の権威は信用できない!第3章 予防医学にこだわるよりも、疫学と栄養学第4章 医学の進歩を信じるという発想第5章 医者に舐められてはいけない!第6章 医者版「食べログ」を!

内容説明

日本の医療は、薬も含めてエビデンスが大いに疑わしい。検診が病人を増やし、患者の「数値」だけを治そうとする医者は、薬の副作用に向き合おうともしない。そもそも科学として発展途上に過ぎない医学を牛耳る「権威」たちは、勉強不足!そんなダメ医者と、そうでない医者の見極め方など、「自己決定」のためのヒントを提示する。

目次

はじめに 命とQOL、どちらを選ぶのか?
第1章 だから病院通いをやめる1 エビデンスのない日本の医療
第2章 だから病院通いをやめる2 このままでは一生、薬漬け
第3章 だから病院通いをやめる3 医者には大事な知識がない
第4章 医療の自己決定のために1 「我慢しない」これだけのメリット
第5章 医療の自己決定のために2 いい医者は「待合室」でわかる
第6章 医療の自己決定のために3 看護師、ケアマネのほうが当てになる
おわりに 快適人生のきっかけに

著者等紹介

和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒、精神科医。国際医療福祉大学心理学科教授。川崎幸病院精神科顧問。和田秀樹こころと体のクリニック院長。メンタルケアほか医療に関する著書多数。受験・教育の論客として知られ、社会時評にも定評がある。映画監督としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

讃壽鐵朗

3
今の医学界、医者の問題点を鋭く指摘していて感心した。 しかし、患者が治療方針を自己決定して医者に臨めというのは、よほどの医学知識がない人間でなければ無理である。 薬服用によって、検査値を正常値にするのではなく、実際に身体が快適か、不具合かを見極めるのが大事とは至言である。2019/10/29

gash0912

1
一度病院にかかって薬を飲み始めると一生飲み続けなければならないのかと感じている人も多いと思うが、この本ではその疑問が少し解消される。最終的には薬を止めるのも続けるのも自分の自己決定であって、その選択の結果、不利益が起こっても自分の責任ということ。高血圧、糖尿病などでは薬を飲んだ方が良い数値の人もいるが、漫然と飲み続けることに疑問を持つこともなく、言われるがままに飲むことは正しい医療の形ではないような気がする。医療にかかわっていない人にも一度は読んでみてもらいたい本。2020/01/30

とろる

1
現代の過剰な医療に警鐘をならす一冊。近藤誠医師とベクトルは同じ方向だが、過激さがないせいか、妙に納得させられてしまった。2018/11/05

jam-jam-donkuma

0
「がんの9割は、目立った悪さはしないと私は考えています。生活の質を低下させる要因が発生した時に、それを取り除けばいいというのが私の考え方です。」「生命維持を目的にするのではなく、やりたいことをやって、食べたいものを食べられる快適な状態を続けるために、病院にかかるのをやめる選択肢をもつべきだと考えます。」「身体の声を聞く」2023/11/05

のげぞう

0
医者のことについて色々書いている。やみくもに薬をどんどん増やすのはどうかとか、検索結果が標準値より高いからと言って体調が悪くなるような薬の出し方をするのはどうかと言ってる 2021/05/02

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