内容説明
億万長者の慈善家という顔の裏で、100人を超える未成年の少女を性的虐待し、異様な人身売買システムを築き上げたジェフリー・エプスタイン。2019年、トランプ、クリントン、ゲイツら政財界の有力者と親しい彼の逮捕に、世間は騒然とした。その1カ月後、エプスタインは獄中死を遂げる―。前代未聞のセックス・スキャンダルを暴いたのは、地方紙マイアミ・ヘラルドの記者。数年前、エプスタインと不可解な司法取引をおこなった元連邦検事が政権の要職に就いたのを機に、調査を開始。事件の全貌と腐敗の権力構造を明かした記事が逮捕へとつながり、世界中の権力者たちにも影響が波及してゆく…。世界を揺るがす事件を暴き出したある記者の全記録。
目次
ジョー・リカレー
ジェーン・ドウはどこに
警察の捜査
エピイ
マイアミ・ヘラルド
行き止まり
最初の取引
ミュージック・シティ
ブラッド・マネー
マイク・ライター〔ほか〕
著者等紹介
ブラウン,ジュリー・K.[ブラウン,ジュリーK.] [Brown,Julie K.]
マイアミ・ヘラルド紙の調査報道記者。30年のキャリアのなかで、犯罪、司法、人権問題を中心に精力的に執筆し、数々の受賞歴を誇る。エプスタイン事件を追った2018年のシリーズ記事、“Perversion of Justice(倒錯した正義)”は大きな反響を呼び、米国ペンクラブ賞、ヒルマン賞、ジョージ・ポルク賞ほかを受賞。未成年を含む100人以上の女性に性的虐待を行ったとされるエプスタインが、どのようにして有利な司法取引を検察から引き出し、終身刑を免れたかを検証したその記事は、トランプ政権のアコスタ労働長官辞任、NYでの連邦政府による再捜査、性犯罪被害者に対する検察の対応改善のきっかけとなった。また、フロリダ州刑務所の虐待・汚職に関するシリーズ記事でも高い評価を受け、当局上層部の辞任、汚職刑務官らの解雇、心身に障がいのある受刑者の待遇改善をもたらし、ジョージ・ポルク賞を受賞している。フィラデルフィア出身、テンプル大学卒
依田光江[ヨダミツエ]
お茶の水女子大学卒。外資系IT企業勤務を経て翻訳の道へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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