朝日新書<br> 核と戦争のリスク―北朝鮮・アメリカ・日本・中国 動乱の世界情勢を読む

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朝日新書
核と戦争のリスク―北朝鮮・アメリカ・日本・中国 動乱の世界情勢を読む

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022737458
  • NDC分類 319
  • Cコード C0231

出版社内容情報

北朝鮮の挑発に翻弄される国際社会。激化するトランプと金正恩の言葉の応酬から戦争に発展するリスクはないか。日本と韓国の核武装化はあるのか。制裁に懐疑的な中ロなど各国の思惑が錯綜し、異様な緊迫に包まれる国際情勢を外交のプロが徹底討論。

内容説明

北朝鮮の核保有容認にしろ、先制攻撃にしろ、「日米べったり」にこそ真の危険が潜んでいる!トランプの「忠実なお供」と見られている日本。安全保障の根幹に触れる国家の危機が迫る今、日本人の基礎体力と感性の低下が、より深刻な事態を招いている。大国に割って入る知恵と戦略を持つにはどうすべきか。6者協議をはじめ、北朝鮮、中国と激しい外交交渉を行った元外務事務次官と人気作家が緊急ガチンコ対談!

目次

第1章 北朝鮮とアメリカ―今そこにある戦争の危機
第2章 日本の上空を北朝鮮のミサイルが飛んだ日
第3章 北朝鮮の核容認論と日本の核武装論
第4章 小泉訪朝と6者協議―あのとき何が起きていたのか
第5章 北朝鮮の真相―リーダーの頭の中、民衆の本音
第6章 変貌する中国とのつき合い方
第7章 海洋をめぐる戦い―尖閣問題と東シナ海
第8章 二つの顔を使い分けるしたたかさ

著者等紹介

藪中三十二[ヤブナカミトジ]
1948年、大阪府生まれ。立命館大学特別招聘教授、元外務事務次官。人材育成のための「藪中塾グローバル寺子屋」主宰

佐藤優[サトウマサル]
1960年、東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。在ソ連大使館勤務などを経て、北方領土問題など対ロシア外交で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kubottar

21
世界情勢は難しい!特に日本は戦争を放棄しているし核兵器もない。その状態でどう立ち回っていくかを考えるのは、日本の官僚や政治家も難儀していることがわかる。安倍政権を叩く前に知識を少しでもつけようとするなら、新書のこういった本を読むといいでしょう。2019/07/20

たらお

19
予断を許さない北朝鮮情勢。情勢に通じている2人の話から知りたいことは、どんな着地点が考えられるのかということ。①韓国にいるアメリカ人を退去させない限り米軍による先制攻撃はない。②北朝鮮への制裁で石油禁輸をするのは危険。日本が戦争に向かっていったパターンと同じになる。③北朝鮮を脅かし交渉のテーブルにつかせることを優先。核開発をさせない方向にもっていく。④アメリカが核保有もやむなしという着地点をもっても、日本は追随せず、反対の声をあげる。⑤日米の友好関係は大事だが必要十分ではないので中国との関係にも配慮する。2017/12/16

templecity

10
元外務次官と逮捕・拘留された佐藤優の対談。北方領土で日露警備員同士で飲み会を下が最後は肩を組んでの大盛り上がり。このような関係であれば発砲など起こらない。だが定期的に異動があるので継続的に続けなければ効果も無くなる。安倍とトランプの親密さは、ドイツのメルケルのそれと比較して有利な状況。ただ、トランプが軍事の位置付けを本当に理解して振舞っているのかは疑問。米国は北朝鮮が核兵器を持っても大陸間弾道弾で米国本土に届かなければ良いと思っている節。(続きあり) 2020/06/27

ちくわん

10
2017年12月の本。外務事務次官だった薮中氏と佐藤氏の会話。総じてよかったが、「したたか」になるべき、との箇所が私自身には特に役立った。「おわりに」にある自動車メーカーの会長の話は、なるほど。地球は大きいな!確か四万キロメートルほど?2020/02/10

ヴァン

8
 外務省出身の著者二人による対論集。おもに中国・北朝鮮に対峙する日本のありかたについて討論する。94年の朝鮮半島危機について回顧するのはいいのだが、いま現在のミサイル危機については少し肩透かしの対論のように思えた。ミリタリーの視点からの分析はあまりない。佐藤優氏は対論本が多い。多忙で普通に執筆ができないのか。2017/12/23

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