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出版社内容情報
《内容》 日常診療でよくみられる頭痛・めまい・しびれの訴えのなかから,入念な病歴聴取と要を得た診察によって,ときにはCT,MRIなどの画像診断を駆使して,重大な警告や問題点をどのように見抜き見分けるか,その鑑別から治療までのすべてを網羅した実践診療ガイドである.
《目次》
A 頭 痛
I 頭痛の分類・疫学
1.頭痛の分類
2.頭痛の疫学
II 頭痛の発生機序・診断・治療
◆片頭痛の病態発生機序
◆片頭痛の診断・治療
◆群発頭痛
◆緊張型頭痛
◆慢性連日性頭痛
◆脳腫瘍の頭痛
◆脳血管障害の頭痛
◆三叉神経痛
◆側頭動脈炎
◆頭痛と頚椎疾患
◆眼科領域の頭痛
◆Tolosa-Hunt症候群
◆耳鼻科領域の頭痛
III 最近の知見
◆家族性片麻痺性片頭痛
◆ミトコンドリア異常に伴う頭痛
◆CADASILと頭痛
B め ま い
I めまいの発生機序
1.前庭系の形態と機能
2.前庭覚、視覚、深部知覚の混乱
3.めまい、平衡障害の発症機序
II めまいを生じる主な疾患
1.当科に入院しためまい患者の実態
2.めまいを呈する代表的疾患
III めまいの診かた,鑑別診断
◆神経内科的立場から
◆脳神経外科的立場から
◆耳鼻科的立場から
IV めまい患者の検査
◆神経内科的検査(CT,MRI,MRAなど)
◆耳鼻咽喉科的検査
V めまいの原因疾患と治療法
◆メニエール病
◆良性発作性頭位めまい
◆脳血管障害
◆脳腫瘍
◆神経変性疾患
VI 最近の知見
◆遺伝学的知見
◆免疫学的知見
C し び れ
I しびれの発生機序・鑑別診断
1.「しびれ」とは
2.しびれの診察と評価
3.しびれの発生機序
4.しびれの検査
5.しびれの鑑別診断ム感覚障害のパターンと原疾患
II しびれをきたす疾患の診断と治療
◆末梢神経疾患
◆脊髄・根疾患
◆脳疾患
D 頭痛・めまい・しびれの東洋医学的アプローチ
1.頭痛・めまい・しびれの治療と東洋医学
2.気虚による頭痛・めまい・しびれ
3.気鬱による頭痛・めまい・しびれ
4.気逆による頭痛・めまい・しびれ
5.血虚による頭痛・めまい・しびれ
6.●血による頭痛・めまい・しびれ
7.水毒による頭痛・めまい・しびれ
内容説明
頭痛・めまい・しびれはいずれも日常診療の中で、特に頻繁にみられる自覚症状である。いずれの症状も一生の間に一度も経験しない者はいないといっても過言ではない。対症的な治療により、症状が消失することも多いが、重要な疾患の警告症状(warning symptoms)である場合もある。逆に慢性に繰り返し起こる場合には、また異なった診断、治療上の問題がある。本書は、頭痛・めまい・しびれについて、最新の知見をもとに、高度の内容を日常診療に生かせるように配慮して構成されている。
目次
A 頭痛(頭痛の分類・疫学;頭痛の発生機序・診断・治療;最近の知見)
B めまい(めまいの発生機序;めまいを生じる主な疾患;めまいの診かた、鑑別診断 ほか)
C しびれ(しびれの発生機序・鑑別診断;しびれをきたす疾患の診断と治療)
D 頭痛・めまい・しびれの東洋医学的アプローチ
著者等紹介
東儀英夫[トウギヒデオ]
岩手医科大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。