朝日新書<br> 児童虐待から考える―社会は家族に何を強いてきたか

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朝日新書
児童虐待から考える―社会は家族に何を強いてきたか

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  • サイズ 新書判/ページ数 215p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022737434
  • NDC分類 369.4
  • Cコード C0236

出版社内容情報

年間10万件を突破し、今なお児童虐待は増え続けている。困窮の中で孤立した家族が営む、救いのない生活。そこで失われていく幼い命を、なぜ私たちの社会は救うことができないのか? 日本社会の家族規範の変容を追いながら、悲劇を防ぐ手だてを模索する。

内容説明

子どもを育てられなくなった親たち。誰が「家族」を壊しているのか?年間10万件を突破し、今なお児童虐待は増え続けている。困窮の中で孤立した家族が営む、救いのない生活。そこで失われていく幼い命を、なぜ私たちの社会は救うことができないのか?数々の児童虐待事件を取材した著者が、その背景にある日本社会の家族規範の変容を追いながら、悲劇を防ぐ手だてを模索する。

目次

第1章 ルポ 厚木男児遺体放置事件
第2章 「近代家族」という呪縛―二つの虐待事件を追って
第3章 国家と家族のあいだで―「満州女塾」再考
第4章 社会につながれない「ニューカマー」たち―川崎中1殺害事件の深層にあるもの
第5章 育児は母親だけの義務か?―母性から降りる、共同体で支援する
付録 誤解される「子どもの精神障害」―児童精神科医・滝川一廣さんとの対話
終章 家族はどこへ向かうのか―虐待予防の現在、そして新しい家族の形のために

著者等紹介

杉山春[スギヤマハル]
1958年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。雑誌記者を経てフリーのルポライター。『ネグレクト 育児放棄―真奈ちゃんはなぜ死んだか』(小学館文庫)で第11回小学館ノンフィクション大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

113
この文章力、この視点。この本を書いてくれたこと、この本に出会えたことに感謝する。虐待をはたらく親を見つめることの重要性。親は悪魔でもモンスターでもない。「親たちの罪というよりも持てる力の弱さ」という。虐待と向き合う人のそれぞれの言葉は重なり合う。「少しでも生きて一瞬でも楽しい時間を持ってもらえたら」「いかに孤独に育つ子どもを減らしていくか」。終章で、加虐で刑を受ける父親への面会の記述がある。口を挟む刑務官の暖かさに涙が溢れる。ここまで来ないと優しい人に出会えなかったのか。虐待は病んだ社会のうつし絵なのに。2018/07/27

ゆう。

50
私たち子どもを支援・援助する側の人間は、虐待問題が起きたとき、真っ先に子どもの安全を考えます。そして、「どうして?」と悲しい気持ちになります。そのため、親や家庭の責任にしてしまいやすい実態があると思います。本著は、こうした近視眼的見方の誤りを自覚させるうえで貴重な本だと思いました。虐待の背景にある社会的問題をしっかりと考える視点を持つことが、ソーシャルワークの視点としてとても重要だと思いました。最後に社会的養育ビジョンについても触れられており、社会的養護のあり方を深く国民的議論する必要性を感じました。2018/01/21

あやの

42
既存の家族の形に生真面目にこだわり、援助を求めるすべを知らない弱者が、結果的に児童虐待に陥っていく。この構造は著者も以前から指摘しているが、本作は数年前の厚木の事件と川崎の事件の考察を加え、家族の問題について言及している。「ケーキの切れない非行少年」とも関連するが、「一見普通に生活できているけれど、実は支援を必要とする人」をいかに発見し支援できるかが、児童虐待をなくすために必要なことだと思う。根本的には「虐待した親は極悪非道であり、子育てはすべて家族の責任」とする既存の偏見が変わるべきなのだろうけれど。2020/01/18

鴨ミール

30
「かつて家族には、財産と家業を次世代に送る役割があった。だが、財産や家業を持たない者にとって、家族とはカップルが出会って別れる一代限りのものだ。子どもが生まれ、育ち、巣立ち、それぞれが命を生き、家族は閉じる。ただし、支えを持たない家族は、一代さえも持ちこたえられない。」P2072018/04/15

でんか

15
うーむ、この作者さんは好きで作家買いしているのだか、これはそれが裏目に出た。この本は、これまで出した本のダイジェスト+新規取材分(全体の1/4ぐらいか)、という構成で、この方の既刊を一通り読んでいる私のような人間には新鮮に読めた部分が少なかった。逆にこの作家さんを読んだことがなければ、各本のエッセンスが一冊で掴めて、入門編としていい本だと思う。作者さん自体は好きなので、相変わらず筆運びの見事さに読まされてしまう一冊。児童虐待をめぐる時代の流れと現状のまとめっぽい記述もあってその辺りも面白く拝読。2017/12/22

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