出版社内容情報
誰にも言えない妊娠を相談する窓口にんしんSOS東京。そこに寄せられるSOSはほとんどが若年妊婦からだ。虐待を受けた者、風俗から抜け出させない者、SNSで出会いを求める者。孤独な若者が抱える現代社会の闇を浮き彫りにする。
内容説明
人には言えない、思いがけない妊娠…そんな孤立する女性たちに寄り添い、社会へつないでいくのが「にんしんSOS東京」の仕事だ。暴力や虐待の末にある貧困・孤立、不倫…。彼女たちが抱える背景はさまざまだ。そんなストーリーから見える、現代社会の根深い問題点とは―。10代、キャリア女性、性風俗業の女性たち。それぞれの背景、それぞれの思い。
目次
第1章 居場所を探し続けて―10代で2回妊娠した少女
第2章 相手は「SNSで出会った大人」
第3章 性風俗業の女性たちの決断―父親が誰でも「私の子」
第4章 「誰にも言わず、1人で赤ちゃんを産みました」
第5章 既婚者との子を産むということ
第6章 結婚したい女性、したくない男性―「産まない選択」にある背景
第7章 中絶、心はどうなるか?
第8章 産んでも育てられない社会
第9章 浮かび上がる日本の課題
著者等紹介
中島かおり[ナカジマカオリ]
にんしんSOS東京代表理事。東京都立大学(現・首都大学東京)卒業。理学部生物学科修士課程修了後、ガンの免疫療法の研究に携わる。第2子出産の際、にんしんSOS東京の発起人である宗祥子助産師との出会いをきっかけに助産師を目指し、同大に再入学。病院・助産院を経験後、助産師として地域で活動しながら、にんしんSOS東京の運営に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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