出版社内容情報
【文学/日本文学評論随筆その他】なぜこの国はかくも殺伐としているのか?個人、組織、そして国家、どの位相でもいびつな「自己責任」の論理が幅を利かせる。「自由」よりも強者の下で威張ることをえらび、「平等」より水に落ちた犬を叩く。私たちを取り巻く病理を全解剖。
内容説明
ネット私刑、いじめ、生活保護バッシング、テロ犠牲者に「国に迷惑をかけるな」―。なぜ日本人は、ここまで冷たくなったのか。個人、会社、国家、どの位相でもインチキな自己責任の論理が幅を利かせている日本。「自由」よりも強者の下で威張ることを好み、「平等」よりも水に落ちた犬をぶっ叩く。わたしたちを取り巻く病理を徹底解剖。
目次
第1章 「国に迷惑をかけるな」の異常さ(誰かを蹴落とさないと自分が蹴落とされる社会;新幹線放火事件のやるせなさ ほか)
第2章 人の弱みを食い物にするやつら(社会不安を背景に拡大する依存症ビジネス;ネットゲームの依存性の怖さ ほか)
第3章 何があっても自分を責めるな(自己関連づけを止める;「かくあるべし」思考から脱却する ほか)
第4章 自分の人生まで冷たくしないために(強い者になびくスクールカースト世代;競争原理をなくすことで、個性を潰す日本の教育 ほか)
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒、精神科医。和田秀樹こころと体のクリニック院長、緑鐵受験指導ゼミナール代表。国際医療福祉大学大学院教授。メンタルケアに関する著書多数。受験・教育の論客として知られ、社会評論にも定評がある。映画監督としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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