朝日新書
京大式おもろい勉強法

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  • サイズ 新書判/ページ数 202p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022736420
  • NDC分類 377.28
  • Cコード C0237

出版社内容情報

【社会科学/教育】アフリカでゴリラ研究を重ねた人類学者・京大総長が、総長の仕事は「猛獣使いだ」という強い対人力で、若者にコミュニケーション力によって「信頼を得る」人格形成の大切さを提言。グローバル時代に「おもしろい」ことをしようという京大式勉強法を伝授。

内容説明

言ってしまおう。グローバルな人材とは、みんなに「おもろいやん」と言わせる人だ。京大総長は、世界的なゴリラの研究者だ。大学運営は「猛獣使い」の要領だという。目標は「おもろいことをしよう」。これからを生きる人に欠かせない文系理系の壁を越える野生的発想術。

目次

第1章 「おもろい」という発想
第2章 考えさせて「自身」を育てる
第3章 相手の立場に立って「信頼」が生まれる
第4章 「共にいる」関係を実らせてこそ幸福感
第5章 「分かち合って」食べる、飲む
第6章 やりたいことで「貫く」

著者等紹介

山極寿一[ヤマギワジュイチ]
1952年、東京都生まれ。霊長類学・人類学者、京都大学総長。京都大学理学部卒、京大大学院博士課程単位取得退学、理学博士。人類進化を研究テーマに、ゴリラを主たる研究対象にして人類の起源をさぐる。ルワンダ・カリソケ研究センター客員研究員、日本モンキーセンターのリサーチフェロー、京大霊長類研究所助手、京大大学院理学研究科助教授をへて同教授。2014年10月から総長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

41
京大の伝統で、対話を根幹とした自学自習の伝統が息づいていたという(5頁)。アートとサイエンスは離れているようだが、他者と違う発想で自分の世界観、解釈を表現したい共通の心が息づく(29頁)。総長先生は、バッファローに追いかけ回されて、半日ほど木の上から下りられなかったことがあるという(42頁)。サバイバルせねばならぬ研究現場の凄さ。大事なのは、たくさん仲間がいても、決定するときには自分で考えること(66頁)。重要なのは、いかに相手に同調できるかということ。2016/05/13

Lee Dragon

27
タイトルと内容が一致してない笑。内容は「山極式 コミュニケーション向上講座」。著者は京大総長で、ゴリラの研究者。ゴリラの研究で行ったフィールドワークや学生時代に照らし合せて、助言を行なっている。言葉が通じない猿とコミュニケーション取れる人なので、読んでて面白い。特に空手の話は声を出して笑った。こういう面白い人と友達になりたいなと思う。グローバル人材、グローバル人材と声高に言われているが、それは単に英語が話せるのではない。自分の核を持ち、相手を尊重する、文化を理解する努力のできる人間であるということだ。2018/03/18

yukiko-i

24
山極先生がゴリラの研究を進めるにあたり、コミュニケーションと自分の直感を大切にしてきたことを事例とともに紹介され読みやすかった。ただ、タイトルの勉強法とは、内容は離れていたように感じた。2015/12/19

カッパ

22
おもろいなあ。勉強法というよりは生きていくために大事にしていることを教えて貰えた。それは著者が言いたい事とは違うかもしれませんが私には貫く事、考える事、ともにいることが印象的だった。ゴリラの研究をしてたといあことですが驚くほどの対人スキルが磨かれるんですね、、、、。2018/05/15

あまね

21
とても面白かったです。自分の才覚で研究の道を開き、豊富な経験を積まれている方の言葉は違いますね。題名の『勉強法』は、一般的な『勉強』ではなく『人生の』とか『生き方の』勉強法ということになるのかもしれませんが、とにかく山極寿一さんの魅力に惹きつけられて最後まで読みました。山極教授が京大の総長というのが頷けます。高校生、大学生、20代の方にはとくにオススメです。山極総長の若い方への応援歌の一冊だと思いました。 2018/10/30

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