出版社内容情報
【自然科学/医学薬学】生活保護受給者を食いものにした医療犯罪や、出産事故を繰り返した産婦人科医、衛生管理より利益追求のレーシック手術集団感染事故……。『ルポ医療事故』で科学ジャーナリスト賞受賞の朝日新聞記者が、身近にあるずさんな医療の実態を検証し、教育・対策を引き出す。
内容説明
立場の弱い患者の声は届かず…なぜ乱脈診療は放置されたのか。匿名の内部告発が行政機関に寄せられたにもかかわらず、警察が犯罪を立証するためになぜ10年もかかったのか。医師はどのようにして70人もの患者に院内感染事故を引き起こしたのか。長年にわたる医療事故の取材者による徹底究明。
目次
第1章 生活保護患者を食い物に―奈良・山本病院事件(医師会の懸念;匿名の告発、病院開設直後から ほか)
第2章 繰り返された重大事故―リピーター医師(3年間に4件の事故;「リピーター医師をなくす会」の設立 ほか)
第3章 衛生管理より利益優先―銀座眼科レーシック手術集団感染事件(実刑判決;激痛と失明の恐怖 ほか)
第4章 「根拠なき独自の治療法」―歯科インプラント手術死亡事故(術中の異変;損害賠償求め遺族が提訴 ほか)
第5章 ヒューマンエラーから患者を守るために(ミス招くガス識別色―医療用ガス誤認事故;薬剤師にも損害賠償責任―虎の門病院薬剤過量投与事故)
著者等紹介
出河雅彦[イデガワマサヒコ]
朝日新聞青森総局長。上智大学文学部新聞学科卒。1992年朝日新聞社入社。社会部、くらし編集部、科学部で医療、介護問題を担当し、2002年~2013年編集委員。2013年から現職。著書に『ルポ 医療事故』(朝日新書、科学ジャーナリスト賞2009受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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京都と医療と人権の本棚
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