出版社内容情報
【社会科学/経済】ロングセラー『超簡単 お金の運用術』に、10月から口座開設が始まる税制優遇制度・NISAにも対応した運用術と、アベノミクスとバブルの解説を加え、内容を全面的にアップデート。初心者でも激動の市場で確実に勝てるコツが満載。
内容説明
「99%のマネー運用本を無効にする本」にNISA活用術も加え、さらにパワーアップ。バブル、インフレ、デフレにはどう対応する?住宅は?生命保険は?人生のあらゆる場面での「お金」との付き合い方、教えます。
目次
第1章 超簡単お金の運用法の具体的な手順(早速結論をお伝えします;リスク運用マネーの投資対象 ほか)
第2章 超簡単お金の運用法をめぐるあれこれ(資金運用の巧拙は「六番目」に大切?;小さくても借金は避ける ほか)
第3章 NISAと確定拠出年金の運用方法(新しくスタートする「NISA」;NISA投資の四原則 ほか)
第4章 お金のあれこれ簡単レクチャー(経済循環と資産運用;インフレ・デフレでとるべき資産運用は異なるのか? ほか)
著者等紹介
山崎元[ヤマザキハジメ]
経済評論家。専門は資産運用。楽天証券経済研究所客員研究員。獨協大学経済学部特任教授。マイベンチマーク代表取締役。1958年、北海道生まれ。1981年、東京大学経済学部を卒業、三菱商事に入社。野村投信、住友信託、メリルリンチ証券など12回の転職を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T2y@
40
「金融商品」を売る側の下心が赤裸々に描かれており、『儲けよう』では無く、『手堅く』運用を行いたい側からすると、とても有り難い書。 ギャンブルへの向き合い方、お金をドライに考える。など、唸る哲学も。2016/11/30
izumi
32
良心的な良書。最初に結論を書いてくれていて、素人にも理解しやすい。最後に著者の趣味の競馬に触れられている箇所も、人間味があって良かった。 図書館で借りたものなので、購入したくなったが、著者のブログに本書を改訂した内容が掲載されており、これで十分な気もする。そんなところも良心的だ。 2016/12/15
ひと
32
リスク投資の対象はTOPIXとMSCIコクサイのインデックスファンドのみでOKと言い切ってくれる潔さ。若年層の人的資本や高齢者の小ライアビリティを考慮すると、年代によらずリスクは取れるとのこと。NISAと確定拠出年金の違い(特にスイッチングができるか否かは重要!)とその使い分けに納得。使わないのは本当に勿体ないですね。最後の簡単レクチャーでは、投資にまつわる幅広い解説が提供されています。投資のきっかけとしては入門者向けですが、中級者にも参考になる視点が見つかると思います。2015/06/16
taka61
24
初めてのkindleでの読了。思ったより読みやすく、外出先に何冊でも持っていけるのも良い!1冊(1コンテンツ)当たりの値段も紙の本より安く、買い分けるのもありかな♪肝心の内容ですが、著者の著述は潔くて好きです。我々の様なサラリーマンが働きながら手掛けることのできる運用術をわかりやすく指南してくれています。明らかな損や怪しい話を見分ける能力こそが、マネーリテラシーの本質とのこと。厳密にベストであるとかに拘らず、ほぼベストで無難な運用ならいいではないか、の開き直りも私好みです!2014/05/16
キタガワ
22
若いうちはリスクをとった投資をしたほうがいい、というのは、余命が長いぶんリスクが分散されるからということではない。自身の持つ資産は金融資本と人的資本にわけることができるが、若いうちは人的資本の占める割合が自身の資産の中で大きく、割合の小さい金融資本の中で大胆にリスクをとったとしても、資産全体を見ると小さなリスクに過ぎないからである。本書はお金の運用について端的にまとめてくれているが、人的資本の重要性についても上記提言で再確認できた。健康な体に勝る資本はない、かな。2017/08/22