出版社内容情報
東日本大震災から2年、日本列島は大きく動く時期にはいっている。明日にも迫る大地震を前に、歴史を丹念に見ることで、大地の揺れがどこでくり返されるかが浮かび上がってくる。次に危惧されている首都圏、南海トラフに焦点を合わせた注目すべき書。
内容説明
文献や大地に刻まれている痕跡を分析することによって、その土地での過去の地震の頻度や大きさがわかってくる。2011年の東日本大震災を、9世紀の貞観地震に重ね合わせると、21世紀はまさに巨大地震に狙われる激動の時代ということになる。「首都圏」「南海トラフ」という国の根幹を揺さぶる地震が、実は、近くまできているのである。
目次
第1章 首都圏の地震と南海トラフの巨大地震(綱吉を襲った地震と噴火;江戸幕府滅亡と巨大地震;太平洋戦争と巨大地震)
第2章 日本列島が激しく揺れた時代(多賀城と貞観地震;九世紀の日本と地震活動;転化糖井月の地震;現代の地震)
第3章 太平洋海底の巨大地震(有史以降の南海トラフ巨大地震;弥生・古墳時代の南海トラフ巨大地震;各地で起きた巨大地震)
第4章 日本列島各地の内陸地震(北海道・東北地域;関東・中部地域;近畿地域;中国・四国地域)
終章 地震と日本人
著者等紹介
寒川旭[サンガワアキラ]
1947年、香川県高松市生まれ。東北大学大学院博士課程修了、理学博士。独立行政法人産業技術総合研究所客員研究員。地震考古学を提唱。遺跡に刻まれた地震痕跡を用いて地震の歴史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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もくもく
うーちゃん
bittersweet symphony
takao