内容説明
わが身の愚かしさ、罪深さを悩みぬき、大きな「はたらき」に生かされていることに気づく―。七五〇年の時空を超えて、いまに生きる“親鸞”。政治学者で『悩む力』の著者、姜尚中氏、精神世界に深い関心をもつ作家、田口ランディ氏、親鸞仏教センターの本多弘之所長の3人が、自らの経験に根ざし、その思想を縦横に語る。
目次
第1章 「悩む力」と親鸞(仏教が大衆をつかんだ時代;悩むということ ほか)
第2章 自分を見据え、救済を信じる(九歳で出家;二十年間の修行ののちに ほか)
第3章 いま、ここにいる自分を全肯定できた瞬間(自己肯定感の持てない若者たち;マニュアル化される子育てのなかで ほか)
第4章 道ありと信ず(「自分から」ではなく;南無阿弥陀仏の意味 ほか)
最終章 3.11東日本大震災を乗り越えて(私たちは何を忘れてきたのか;「せつない」問いを真実に「聴く」者は ほか)
著者等紹介
姜尚中[カンサンジュン]
政治学者。1950年、熊本市生まれ。東京大学大学院情報学環教授
田口ランディ[タグチランディ]
作家、エッセイスト。1959年、東京生まれ
本多弘之[ホンダヒロユキ]
親鸞仏教センター所長。1938年、中国黒龍江省生まれ。真宗大谷派本龍寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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国士舘大学そっくりおじさん・寺
6
面白かったが、この本多弘之さんがいなかったら、二人の話は親鸞から逸れまくっただろう。実際ランディさんはかなり逸れまくりだ。2011/12/04
great man kj
4
宿業、生かされていること、、 悩むには、、いろんな示唆がありました。もう少し、深く学びたいです。2013/11/06
林克也
3
“親鸞”というものもまた、一つの共同幻想ではないのだろうか? それにうまくコミットできる人は、その意味をどうとらえるかは別として、充実した人生を送ることができるのだろうな。 ということで、この本を読んで見て、今のところ私は親鸞を必要としていないのだろうな、ということは分かりました。 2019/12/14
ミチヲ
3
姜さんの話が二転三転していて、最終的に何を伝えたいのかよく分からなかったので、途中で諦めました。2012/02/05
telephone
2
字が大きいので、短時間で読めた。内容をどこまで理解できたかは自信がないが・・・ 親鸞、色んな人が本出しているので、他の人の本も読んでみようかと思う。2013/11/21
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