内容説明
「慰安婦」関連の公的文書や当事者の証言をもとに、その歴史的背景を探り、「慰安婦」制度が構造化されていく過程を分析しつつ慰安所の内実に迫る。
目次
第1章 日中戦争と「慰安婦」動員の始まり
第2章 「慰安婦」募集に関する内務省通牒と動員の実態
第3章 なし崩しにされた「内務省通牒」
第4章 「慰安婦」が性奴隷だった証拠
第5章 兵士たちによる強姦と「慰安婦」暴行の記録
第6章 「慰安婦」強制連行の実例
第7章 日本軍「慰安婦」の実態
著者等紹介
保坂祐二[ホサカユウジ]
東京生まれ。東京大学工学部卒業。1988年、日韓関係研究のためソウルに住居を移す。2000年、高麗大学で政治学博士号取得。現在、世宗大学大洋ヒューマニティカレッジ教授、同大学独島総合研究所所長。2003年、韓国に国籍を移す。2013年、研究活動の功労が認められ、韓国政府から大韓民国紅條勤政勲章を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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