朝日新書<br> 激変!日本古代史―卑弥呼から平城京まで

電子版価格
¥740
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

朝日新書
激変!日本古代史―卑弥呼から平城京まで

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022733610
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0221

内容説明

古代史最大のミステリー・邪馬台国が、霧の中から姿を現す―!?古都に「卑弥呼の陵墓」を訪ね、吉備・出雲で墳丘墓を間近に見る。九州で「弥生人の声」に耳を傾け、上毛野では「軍馬の足音」を聞く。さらに、聖徳太子と大化改新の謎を追い、まさに東奔西走、南船北馬。ノンフィクション作家による考古学の最前線ルポ。

目次

第1章 箸墓古墳は卑弥呼の墓なのか
第2章 卑弥呼から始まる?ヤマト王権
第3章 邪馬台国のルーツ、吉備と出雲
第4章 「九州説」、三つの視点
第5章 『日本書紀』は揺れている
第6章 古代東国の中心地「上毛野」を行く
第7章 「聖徳太子はいなかった」説はホントなのか?
第8章 大化改新の「真相」は?
第9章 伊勢神宮はいつ誕生したのか

著者等紹介

足立倫行[アダチノリユキ]
1948年、鳥取県境港市生まれ。早稲田大学政治経済学部を中退して世界を歩き、週刊誌記者を経てノンフィクション作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツバメマン★こち亀読破中

22
邪馬台国は畿内か九州か?『日本書紀』の史料的な信憑性は?聖徳太子はいなかった説は本当か?大化改新の真実は?伊勢神宮はいつ誕生したのか?などなど、著者が現地に足を運んで研究者に話を聞き、従来の説から新説まで、分かりやすく解説されています。古代史に対する興味がますます沸いてきます!2018/03/04

niwanoagata

20
研究者ではなく、ノンフィクション作家のルポルタージュ 当然専門性には掛けるが、そこそこ面白かった。また会話形式の箇所も少なくなく比較的読みやすいのも特徴 ただ大化の改新の項目の後半あたりから残念な感じに。著者が賛同している大山誠一氏が登場しすぎなのと、ルポのはずなのに、推論に固まっていて現地取材がほぼ無くなっている。内容も通説否定と言った感じなので内容もごちゃごちゃしていて読みにくい 聖徳太子あたりで終わっとけばなと思った次第。 いっそ古墳のあたりで出雲、尾張、西都原あたりもぶちこんで尺を広げるべきだった2020/05/07

新父帰る

13
再読。確か3年前に読了したと記憶する。専門家ではない著者の古代史紀行文で現地の生の息吹きが感じられて好感が持てる。各地の遺跡を訪ねながら、大学の研究者やは各地の博物館の館長と会い、知見を拡げ、深めて行く様子が手に取るように分かるのがいい。後半は大山誠一の仮説を中心に藤原大王、藤原王朝のニューワールドが展開する。矢張り古代史は日本国家の礎は誰が築いたのかというテーマに焦点が当てられている以上、小生としては目が離せない。今後更なる遺跡の発掘と発見を期待。2020/04/13

なつきネコ

12
未だに定説が定まらない古代史故にいろいろな見方がある。蘇我氏が大王説など、古代史以外で、だすと一笑に付されるだけだが古代史だと説として輝きだす。箸墓古墳から、纏向からの邪馬台国は当然としても、興味深い。しかし、九州説の視点が納得がいく。他にも出雲や吉備の視点はオモシロイ。楯築墳丘墓の倭国王帥升という仮説はスゴさを感じた。古代史における吉備と九州の強さを感じた。他にも聖徳太子、蘇我氏の視点は興味深い。地方の学者のルポと言った視点から地方愛を感じて良かったな。これだから、古代史はオモシロイ。2021/07/20

Humbaba

12
歴史というのは,本当の意味で正しい事実は明らかではない.教科書に載っているような情報であっても,それはあくまでも歴史上の解釈の一つである.例えば,悪役としか説明されていない蘇我入鹿であっても,実はそうではなかったという解釈も可能である.2011/04/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/662454
  • ご注意事項