内容説明
メディアに、時代を撃ち抜くパワーはあるか?50年前、「朝日ジャーナル」誕生。33年間、世界と切り結び―休刊。今あったら何を論ずるか?かつて何を伝えたか?第一級の論者への新たなるインタビューと掲載記事の解説で、ジャーナリズムの行方を鋭く問う。
目次
はじめに 今なぜ「朝日ジャーナル」なのか
第1部 ジャーナリズムの行く手“インタビュー構成”(鶴見俊輔―「ひらめき」だけではダメ 肝心なのは、持続できるかどうか、だ;立花隆―新聞は、「総理の動静」だけでなく、「小沢一郎の動静」も載せたほうがいい。「活字メディア」?このままでは、インターネットに勝てませんよ;御厨貴―学生諸君と“朝ジャ”を読み込んでいます。古代史発掘?いや、彼ら、「現在」をしっかり重ね合わせています;加藤登紀子―六〇年安保闘争、私は高校生。六八年、大学闘争。私は、異議申し立てができる場に身を置いた ほか)
第2部 33年間、激動を生きた軌跡“記事を読みなおす”(安保闘争1―藤田省三の激怒;安保闘争2―中野好夫の憂鬱;国家観―都留重人、丸山真男、加藤周一の三者三様;激動の1968年1―山本義隆の東大 ほか)
著者等紹介
村上義雄[ムラカミヨシオ]
1934年、東京都生まれ。NHK記者を経て朝日新聞記者となり、社会部、「朝日ジャーナル」編集部に在籍。「子ども・若者の世界」「戦争と平和」などのテーマでルポを書く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。