出版社内容情報
自衛隊でメンタル教官を務めてきた大人気カウンセラーが、人間関係の疲れをとる技術を伝授。嫌なことがあっても「我慢する」「忘れる」という対処では、知らないうちに「防衛(恨み)記憶」が育ち、ますますその人のことを嫌いになる。「自分の感情をケアする技術」を知れば、もっと楽に生きられる。
内容説明
自衛隊でメンタルヘルス教官を務めてきた著者が、自分の感情にフタをせずに、しっかりとケアすることで、人づき合いをグッと楽にする技術を伝授。今日から使える、実践的スキルが満載!
目次
序章 人はもともと「人が怖い」
1章 まず、「我慢」をやめてみよう
2章 すべての感情には意味がある
3章 感情にフタをせず、ケアをすれば楽になる
4章 「いい加減な自分」を認めると、人生はうまくいく
5章 家族関係の疲れをためない技術
6章 「役割の戦場=組織」を生き抜く
著者等紹介
下園壮太[シモゾノソウタ]
1959年、鹿児島県生まれ。82年、防衛大学校を卒業後、陸上自衛隊入隊。心理幹部として多くのカウンセリングを手がける。大事故や自殺問題への支援で得た経験をもとに独自の理論を展開。2015年8月に定年退官。現在はNPO法人メンタルレスキュー協会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるわか
19
人間関係のトラブルと疲労は双子の関係。感情のケアプログラムを身につければとても生きやすくなる。ひとはもともと人が怖い。まず我慢をやめてみる。すべての感情には意味がある。感情にフタをせず、ケアをすれば楽になる(呼吸法、ツボ療法、七つの視点、モデルの力)。いい加減な自分を認める(疲労のケア、感情のケア、人について知る)。ありがとう瞑想。性善説で生きると楽になる。2018/12/10
ゆうゆう
13
あ、今まで読んだメンタル系で、一番しっくりきた気がする。そうか、原始人メカニズムで根源を考える。我慢と忘却では、バケツの水をいっぱいにするだけ。疲労のケア、記憶のケア、感情のケア、とにかく疲れを溜めない、この場合は「貯めない」がいいのか?休むことを優先する、エネルギーを正しく使う生活習慣を手に入れねば!2018/03/18
laili
7
面白かった!!非常に参考になりました。とにかく環境を変えようと頑張るより自分のメンタルコントロールを強化した方が人生はずっとうまく乗り越えていける、というのは激しく共感。この2年はメンタルコントロールに励んでいるため、体調管理も本当に必要なことだと実感。愚痴を言い合うのは一定の効果はあるが結果思い出して元のフェーズに戻るというのも強く共感。運動や映画、友達とご飯、読書など、没頭する趣味をたくさん作っておくのが最大の自己防衛なのではないだろうか。心を強くしたい!2018/09/23
ムートン
6
著者は、自衛隊が長期に亘って活動するためのメンタルサポートを職としてきたということで、EEI、目標の7〜3バランス、休息をスケジュールに盛り込み確実に取得する、振り返りエクササイズなど、実践的で参考になることが多かった。組織のリーダーの役割にも言及されていて、それを読むと、何とはなしにダメだと思っていた上司の、どこがどう悪いのかがよく理解できた。2022/01/19
だんだん
6
対人関係に疲れたときの対処について、メカニズムなどの背景を交えながらある程度整理された形で書かれていたので、ばらばらととりとめもないアプローチの対処法と比べて、納得感があった。まずは、自分の疲労を回復させる。その通りかもしれない。疲れている時こそ、人間関係にも疲れやすくなる。2018/08/24