出版社内容情報
骨董屋・雨柳堂に集まる、いわくつきの古道具。それらに宿る"想い" をたどり、人が心に秘めたさまざまな物語を解き明かすのは、謎めいた美青年・蓮。ロングセラーの大人気アンティーク・ロマンシリーズ、待望の文庫版最新刊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅はこべ
81
ハッピーエンドな恋が目立った巻。「夜伽の客」が一番胸を打った。お裁縫が苦手で、宿題をばあやにやらせている喜久子さんって、紅緒さんと似てる。2020/04/01
はつばあば
52
この一巻前の其ノ九を2015年の夏に読んだ。単行本で揃えようかとも思ったが文庫でここまで揃えたんだものと我慢してやっと昨日持ってきてもらえた。殺伐としたこの世にいながら夢のような幽玄の世界に誘われる・・乙だねぇ2018/02/09
くたくた
32
毎度安定のクオリティです。文庫版も10巻目ともなると、いつか読んだような話が繰り返し出てくるんだけど、まったく問題なし。不思議な静謐な空気感に、いい加減残業ばっかりで荒んだココロが癒される気がする。
ざるめ
20
なかなか文庫化されないから、毎夜大事に少しずつ読んでいたのに、読み終わっちゃった(._.)まぁ次が出るまで再読で凌ぐよ(^^)幾何学をスラスラ解いている天神様カッコイイ!その調子で英文もペラペラ喋って欲しい♪2018/04/29
あまね
18
待ちかねた新刊。いっながら、読み終わるとほぅっとため息が出るような、夢から覚めたような感じ。いわくつきの骨董品を巡る人々の思いと、お伽噺の様な出来事。蓮は探偵役というより調整役? 犬の根付けや、蘊蓄タレの道真さまが可愛い。『名残の紅の』の妖艶な蓮にドキドキ❤️ 今回、篁さんの話がなかったなぁ、残念。次の巻はいつになることやら…?2018/02/11
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- 和書
- 常用国語辞典 (新版)