感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
37
「百鬼夜行抄」第八巻。「水辺の暗い道」「蜘蛛の糸」「山姥」「夜半の客」「晴れ着」「月影の庭」「餓鬼田の守り神」の七編。開のお見合いの話、開さん素敵!でも四十六歳の体に二十歳の分別、自分から巻き込まれていきますね。フォローする律が大変そうで気の毒です(;o;)。青嵐が四分割されてしまったり、三郎さんと晶の関係にやきもきしたり、と色々と気が揉める話が多かったです。2021/05/06
糸車
31
お話によっては最後まで読んでも、え、あれ、どういうこと?と混乱したまま終わってしまうことがある。読メで同じように感じている人が少なからずいらっしゃるのを知り、妙に安心した(笑)。「水辺の暗い道」で律が感じ取った司との強い絆。将来お互いが別の人と結婚しても本当に困ったときは助けに行くに違いない、という確信は何物にも邪魔されないという意味ではとても強い絆だけれど、恋愛感情ではないのね。わたしはこのふたりがくっついてほしいと思っていたので、ちょっとがっかりしたのでした。2016/01/17
アイシャ
24
庭師の三郎さんは人間じゃないのに、なんでこんなに和むんだろう。晶ちゃんだけじゃなく私も彼が大好き。それなのにとうとう箱庭の世界に帰って行く時期が来ているみたい。晶ちゃんが悲壮感で苦しむのは当然。朗らかな三郎さんの顔を見ると二人の関係が何とかならないのかと思ってしまう。律の守護神の青嵐も4つに砕けてしまった。四分の三は回収できたけどまだ本調子じゃないようだ。探し出したかけらでもまだ完全な補修ができないようだ。気になる気になる、第九巻。2020/04/21
眠る山猫屋
22
8巻はちょっと感想が難しい?律や開が、家の事から派生した事件に巻き込まれる物語が多いから。今までは向こう側から干渉してくる流れが多かったのだが。ステージが上がったという事か。青嵐が喪われた分身を回復するのに四苦八苦、律は気が気じゃないのには同情。三郎さんは次第に向こう側へ引かれて行ってしまいそうだし・・・。深まりゆく秋に相応しい一冊かも。2017/09/28
いおむ
19
三郎逝く。晶ちゃん立ち直りに時間かかるかなぁ。青嵐、結局完全復活ならずW2024/02/13