感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
55
《頂き本》シリーズ二作目。最後の狸の話に感動。篁さんと蓮さんが今後どう関わっていくのか気になる。2020/03/18
はつばあば
37
あえてひらがなで「ゆめまぼろし(夢幻)」の世界を堪能するのはいつ以来だろう。学生時代に鏡花の幽元の世界の読みにくさに閉口したが、私よりうんとお若い波津さんの作品では、とても心に響きうっとりとしてしまう。蓮さんが気にかかる。アヤカシではあるまいな2015/07/27
せ〜ちゃん
29
★★★★★「昼下がりの訪い / 雛の宵 / 猫王 / 白露の壷 / 京助氏の災難 / 月の花影 / 過去の破片 / 蔵の中の姫君 / 瑠璃の鱗 / おもかげ行灯」2016/03/05
P太郎 ̄(=∵=) ̄
13
「猫王」お嬢さんを守るクールな猫さんが格好いい♪中国では鼠から経典を守るために猫を呼び、猫の威光に拝み倒して鼠が死んだ伝説から猫王と呼んだと。最近町中で鼠を見かけるようになってきたから、猫王が降臨しないかな。ルパン三世的な贋作士の青二郎の「過去の破片」、BLみのある女形の「瑠璃の鱗」も良かった。2025/04/05
九月猫
12
10話収録。「京介氏の災難」、タイトル通りすぎて笑ってしまう。うん、京介さんってこういう人だよね。そして「白露の壺」にて青さんも登場。「瑠璃の鱗」が哀しくも美しい。清姫にも蛇にもなれなかった紫紅も、せめて絵の中だけででもと願ったご主人の想いも、哀しい愛だなぁ。「猫王」はどこかの昔話のよう。猫の王の凛々しさが、最後の和尚さんのお顔で吹き飛ばされる(笑)猫の王もいいけれど、この巻はなんといっても「おもかげ行灯」の子狸!かわいすぎ♪2014/03/09
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