出版社内容情報
【目次】
内容説明
民家の庭で発見された上半身だけの遺体。その両腕に刺さる注射器と、遺留品の輸液バッグは犯人からのメッセージなのか。さらにその翌日、公園の噴水池に沈む遺体の上半身が…。前代未聞の事件に刑事課の尾崎と謎多き美貌の刑事・広瀬が挑む、書き下ろしシリーズ第2弾!
著者等紹介
麻見和史[アサミカズシ]
1965年千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
89
麻見さんの「猟奇殺人捜査ファイル」シリーズ2作目です。ある家で上半身だけの死体(しかもあばら骨が数本折れていて、その両腕には注射器が刺さっている)が発見されます。さらにその後同じような感じの死体が発見されます。これは18年前に発見されて未解決の事件も絡んできます。これに男女のコンビの刑事が活躍します。一気に読まさせてくれます。2025/09/07
ナミのママ
74
猟奇殺人捜査ファイルシリーズ2作目。民家で発見された上半身だけの遺体、その腕には6本の注射器が刺さっていた。連日発見される奇妙な遺体、今回も尾崎と広瀬コンビを中心に深川警察署の刑事たちが走る。前作より展開がスムーズ。あまり気持ちの良くない現場だが、登場する刑事たちも心を痛めながら捜査にあたる。現実でも、報道されない事件の中に猟奇的なものはあるのかも。2冊続けて読んでお腹いっぱい。2025/09/14
akiᵕ̈
20
猟奇殺人捜査ファイルという副題があるように、残忍極まりない殺害方法によって発見される遺体。そこから、18年前の事件と今回の3つの事件の繋がりが見えてくる。18年前、7歳だった加奈子は、その事件に自分の父親が関わっていたのではないかと思い、その時一緒にいた男たちの顔も見ていたことから、その犯人を刺激してしまう。犯行理由は分かるが、その猟奇的嗜好はとてもじゃないが尋常ではない。著者ならではの圧倒的なリーダビリティと尾崎&広瀬コンビの掛け合いもこの作品の見所。次作辺りで広瀬が追っている事件の解明はされるのか。2025/09/06
ブランノワール
6
面白かったです2025/09/07