出版社内容情報
「魔王谷」と呼ばれる峻嶮な頂きとそこにそびえ立つ城。彼の地へ行き戻ってきた者はいないと言う。「宝探し屋」のダナム、ラジュ、セイゲン、タギギ4兄弟は城を目指す。彼らとDがその城で出会うものとは──。
内容説明
峻険な頂きにそびえるターケル城は訪れた者は皆帰らぬ人となる魔の城である。ダナム、ラジュ、セイゲン、“ポンポン”タギギのゴーント四兄弟は、宝捜し屋として城へ向かう。一方、調査団で唯一城から生還した少年カナンは何者かに攫われる。ターケル城が実は二代目の城だというその意味とは?
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年、千葉県に生まれる。青山学院大学卒業。1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー後、精力的に執筆。日本推理作家協会会員。SF・ホラー映画愛好家としても有名である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しゃお
17
‟D”40周年。記念的な年の新作、全体的に明るめな雰囲気もあり、ちょっといつも違った印象を受けますが、これがまた良かった。宝捜し屋の四兄弟、特に末っ子のタギギの言動が楽しく、この物語の救いとなっています。Dがあそこからどうやって戻ったのかなど、ちゃんと明らかにはならないところにもどかしさはあるものの、それはそれで面白いんじゃないでしょうか。神祖云々に関しては今回も特に進展は無いですし、ま、それが解明される事は無いんでしょうね(^^;2024/03/02
Ooka
1
そろそろ潮時ではないかと。。2024/04/28
たろ☆
1
そろそろ潮時か?全体的に散漫な印象。Dの凄みが薄れてきた。一億光年の彼方から、いったいどうやって帰還した?2024/03/10