出版社内容情報
心を震わせた思い出を綴るベストエッセイ集。師・長谷川伸の思い出、亡き父の面影、友との交流など、人と人との出会いと別れ。旅への想い、食べ物の記憶、さらに時代小説のうらばなしまで。人生の明け暮れを温かく描く円熟の筆。
内容説明
幼い頃に離別し、晩年に再会した「父」、東京下町育ちの郷愁をさそう「ポテト・フライ」、寝しなにのむウイスキー「酒に交われば」、鬼平・剣客・梅安の創作秘話「私のヒーロー」など。出会いと別れ、旅への想い、食の記憶など、人生の達人によるエッセイ51編を収録。
目次
1(長谷川伸;新年の二つの別れ ほか)
2(飛騨・高山;金沢 ほか)
3(東大寺の結解料理;小鍋だて ほか)
4(福島正則と酒;敵討ち ほか)
巻末対談 常盤新平×重金敦之―ご隠居さんから聞く東京の昔話
著者等紹介
池波正太郎[イケナミショウタロウ]
1923年東京生まれ。小学校を卒業後、株式仲買店に勤める。戦後、東京都職員となり下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。60年「錯乱」で直木賞、77年「鬼平犯科帳」その他により吉川英治文学賞、88年菊池寛賞を受賞。90年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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