出版社内容情報
【文学/日本文学評論随筆その他】甲子園の土を踏んでみたい──その思いのもとに集まった人々が手弁当で始めた、オヤジのための甲子園大会(=マスターズ甲子園)に直木賞作家・重松清が密着。2015年1月公開の映画「アゲイン 28年目の甲子園」の原点ともいえる傑作ルポルタージュ。
内容説明
あの夏から、ずっと抱き続けてきた「夢」―甲子園の土を踏んでみたい。その思いを胸に集まった人々が、手弁当で始めた、オヤジたちのための甲子園大会(=マスターズ甲子園)。大会の応援団長を務める直木賞作家が、予選から本選までを密着した傑作ルポルタージュ。
目次
第1章 ああ、これが憧れの舞台
第2章 あの一瞬こそが人生の励み―対談・星野仙一×重松清
第3章 終わらない夢を追い続け
第4章 すべての人が主役
第5章 思いを乗せ飛び交う白球
第6章 甲子園で、また会おう
著者等紹介
重松清[シゲマツキヨシ]
1963年岡山県生れ。早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務を経て執筆活動に入る。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞、14年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Akira
46
映画が面白かったので原作も読んでみようと手に取ったら、小説じゃなくてマスターズ甲子園に関わるシゲマツさんのルポタージュだった(笑)。マスターズ甲子園を目指す元球児だけじゃなくて、マネージャー、ボランティア、事務局、そしてその家族のそれぞれの甲子園への想い、熱意、夢などがとてもよく伝わってきた。やっぱり甲子園って特別で、日本人のDNAに埋め込まれてると思う(笑) 終わった後の居酒屋は楽しいだろうなぁ!2018/12/30
アッキ@道央民
34
元高校野球児達のもう一つの夢の舞台『マスターズ甲子園』を取材、関係者などへのインタビューなどで構成されたルポルタージュ。映画『アゲイン28年目の甲子園』原作の元になった一冊ですね。大会参加者、その大会を支えるボランティア。その全ての人にとっての憧れの舞台、甲子園。幾つになっても夢に向かっているって素晴らしい。本の中に使われているいわばオジサン達の顔が輝いて見えました。マスターズ甲子園、これからも夢の舞台として続いていってもらいたいなぁ~♪2015/02/09
ドリル
22
★★★2021/02/19
ちゃこばあ
16
マスターズ甲子園、全く知らなかった・・。もう11年、毎年開催されてたんですね。親父たちの夢が現実になっているって凄い!実行委員会の方々やOBの努力がまた素晴らしい!親父たち皆様にエールを送ります。映画「アゲイン」も楽しみです。2015/02/15
fukui42
12
今年最初の、泣きツボON!3ページ目で来ちゃいました。ルポルタージュ物って、あまり読まないけど。そこはシゲマツさん+オヤジ。最高でした。くー、やられました。超オススメ。2015/01/01