出版社内容情報
【文学/日本文学小説】十年に一度、貴族を呪って祭りが開かれる〈辺境区〉の村に招かれたのは、百年前、貴族を斃したハンターの子孫たちと、ただひとり生き延びた貴族の娘。だが旅の途中で謎の敵に襲われ、そこに遭遇したDが護衛役に選ばれた。
内容説明
“辺境区”にある大牢獄から巨大な石棺が運び出された。その中には、ダルマラス村で行われる“貴族祭”に必要な貴族が入っているのだ。この石棺を村まで輸送する仕事を請け負ったのはゴドノフ村の精鋭十人と、牢獄から派遣された保安課長の美女。旅の最初の夜、石棺の中から絶叫が迸り、それに応じるかのように巨獣が出現した。その時、彼らの危機を救ったのは、地獄のごとき美しさをまとった吸血鬼ハンター、Dだった!
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年、千葉県に生まれる。青山学院大学卒業。1982年「魔界都市“新宿”」でデビュー後、“吸血鬼ハンター”“魔界都市ブルース”“妖魔戦線”“魔界医師メフィスト”シリーズ等を精力的に執筆。日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おかむー
41
のこり1/6のところででキャラが追加されてどう収集つけるのかと思ったら次巻に続くのかよ( ̄∇ ̄;。『可もなし不可もなし』。“貴族”を封じた柩を送り届ける一行に加わったD、そして“偶然”一行に出会う4人の男たちの背負った“運命”とは?毎度のロードムービー形式、相変わらずの「美しさゆえに無敵」、いつもの一回きりの笑顔、もう慣れっこの杭を打たれても平気な“貴族”。マンネリも極まれりではあるのだけれど、それでも気が付けば読み終えてるのは『水戸黄門』的お約束の安心感だろうかね?2015/01/05
DONA
16
相変わらず強くてかっこいいDを堪能しました。誰が誰と戦って誰が撃ったのか斬ったのかわからない場面が多いのですが、その辺はサラッと読んでおきました。Dの結末はいつになるんですかね・・・。2014/05/19
Hugo Grove
10
これは複雑に絡み合って、やっとその外郭が見え始めたところで終わる。解決編は次作に引き継がれた。Dの立ち位置がまだ見えない。その当りが鍵かな。2014/12/13
眠る山猫屋
10
一人また一人と旅に加わる仲間たち。どこかで見たことがあるような設定ですが、楽しめました。なんだか肩の力が抜けたような奢脱な語り口が本編のみならず解説にまで(苦笑)後編を待ってのスタートだったので、楽しみ。迷い2014/12/11
作楽
8
なんか今回のDは、不思議な感じ。しかも続くって・・・!にしても、「ぢぢぢぢぢ」に笑ったな。可笑しかった。Dの声がたくさん聴けて幸せ~。つ、続きを早く読みたい。2014/12/16




