出版社内容情報
昨年、逝去した著者による定評ある挨拶の見本帖。結婚披露宴でのスピーチ、定年の会でのねぎらいの言葉、弔辞、親兄弟が亡くなったときの挨拶……会場をシーンとさせ、爆笑させる名人芸50篇を集める。
内容説明
挨拶を頼まれたときにいちばん大事なことは?ぶっつけ本番でしゃべるのはよしましょう。結婚披露宴でのスピーチ、定年の会でのねぎらいの言葉、弔辞、親兄弟が亡くなったときの挨拶…など自らの実例をもとに、名スピーチの心得を指南する。和田誠氏との対談を併録。
目次
若い二人のために―白野学、丸谷美和結婚披露宴での祝辞
再び若い二人のために―今川聖英、高木篤子結婚披露宴での祝辞
桐朋学園音楽科のこと―桐朋学園音楽部門同窓会創立50周年記念祝賀会での挨拶
わが文章の師―吉田秀和文化勲章を祝う会での祝辞
偉い人はツイてゐる―吉田秀和音楽を言葉に展レセプション祝辞
ある俳人の変形譚―宗田安正の会での挨拶
本居宣長よりも偉い学者―大野晋葬儀での弔辞
竹田出雲や黙阿弥よりも―井上ひさしさんお別れの会での挨拶
ブツキラボウな男―波多野公介葬儀での弔辞
趣味のよさと論理的な思考―中山公男さんを偲ぶ会での挨拶〔ほか〕
著者等紹介
丸谷才一[マルヤサイイチ]
1925年山形県鶴岡市生まれ。作家、評論家。東京大学英文科卒。1968年『年の残り』で芥川賞、72年『たった一人の反乱』で谷崎潤一郎賞、74年『後鳥羽院』で読売文学賞、88年『樹影譚』で川端康成文学賞、99年『新々百一首』で大佛次郎賞、2003年『輝く日の宮』で泉鏡花文学賞と朝日賞、10年『若い藝術家の肖像』の翻訳で読売文学賞を受賞。2012年10月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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