朝日文庫<br> 街道をゆく〈29〉秋田県散歩、飛騨紀行 (新装版)

個数:
  • ポイントキャンペーン

朝日文庫
街道をゆく〈29〉秋田県散歩、飛騨紀行 (新装版)

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年08月08日 15時51分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 344,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022644831
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0193

内容説明

象潟の蚶満寺に、『街道をゆく』としてはめずらしく戦友を訪ねるところから「秋田県散歩」の旅は始まる。菅江真澄、狩野亨吉、内藤湖南など、清明無私で著者好みの先人を追う足は、南部との藩境近くまで伸びた。「飛騨の匠」の伝統、戦国期の支配者・金森氏の洗練、鉱山を背景にした富裕の跡を訪ねる「飛騨紀行」。下界と隔絶した感のある高原の国ゆえに残る「品のよさ」を再確認する。

目次

秋田県散歩(東北の一印象;象潟へ;占守島;合歓の花;一茶;覚林;植民地?;菅絵真澄のこと;旧奈良家住宅;寒風山の下;海辺の森;鹿角へ;狩野亨吉;昌益と亨吉;ふるさとの家;湖南の家;蒼龍窟)
飛騨紀行(飛騨のたくみ;飛騨境橋;春慶塗;左甚五郎;山頂の本丸;三人の人物;国府の赤かぶ;古都・飛騨古川;金銀のわく話;飛騨礼讃)

著者等紹介

司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
1923年、大阪府生まれ。大阪外事専門学校(現・大阪大学外国語学部)蒙古科卒業。60年、『梟の城』で直木賞受賞。75年、芸術院恩賜賞受賞。93年、文化勲章受章。96年、死去。主な作品に『国盗り物語』(菊池寛賞)、『世に棲む日日』(吉川英治文学賞)、『ひとびとの跫音』(読売文学賞)、『韃靼疾風録』(大佛次郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

molysk

64
おだやかに歴史が流れてきたくに。稲穂が実る豊かな土地に、北前船がもたらす進んだ文化が育んだ秋田のまちでは、自らの栄達など歯牙にもかけずに万人に尽くした先人たちがいた。例を挙げれば、江戸期の旅行家、菅江真澄。明治の知識人、狩野亨吉や内藤湖南。現在も残る旧家に、先達の足跡がしのばれる。匠の伝統を受け継ぐ、飛騨のまち。広さに恵まれぬ耕地ゆえに、律令制では税を免じられる代わりに中央の建築を命じられた。江戸期は茶人でもある金森氏のもとで文化を洗練させた。司馬は旅した途上で見かけた家々にも、伝統が感ぜられると記す。2023/08/20

kawa

41
今月のマイ街道旅は秋田と飛騨。前者は人に魅了。狩野亨吉(大館・教育者)、安藤昌益(大館・思想家)、内藤湖南(鹿角・歴史学者)、菅原真澄(秋田・旅行家)、栗田定乃丞(秋田佐竹藩役人・防風林建設)。後者は、古川町と司馬先生はあまり興味を示さないグルメ、高山の料亭「洲さき」をテイクノ-トだな。飛騨の繁栄を支えた銀鉱山のある茂住、我が町から富山に行く街道沿いで何度も通過している。今はそんな面影がしのばれない地となっているが、機会があれば車を止めて盛時の姿を想像してみるとしよう。2021/03/30

燃えつきた棒

37
当初、「秋田県散歩」だけ読むつもりだったが、なんとか「飛騨紀行」も読むことができた。 秋田は、母の実家である。 子供の頃、母に連れられ何度も帰省して、本荘市や羽後岩谷の親戚の家に泊めてもらった。 その頃の記憶で一番強く残っているのは、どこか懐かしい秋田弁のくぐもったひびきと、太宰治『津軽』の歓待シーンを彷彿とさせる、あたたかいもてなしの印象だ。/2022/08/07

kawa

36
週末の秋田行きの予習で関係分を再読。人に魅了の巻で東北の文化度の高さが印象的。京大の学の礎と言われ漱石の友人でもあった狩野亨吉氏(大館・教育者)。その彼が発見した江戸時代に無階級主義を唱えた安藤昌益氏(大館・思想家)。狩野が安藤を同郷と気付いていなかったこともご愛敬。その他、内藤湖南氏(鹿角・歴史学者)、菅江真澄氏(旅行家)、栗田定乃丞氏(佐竹藩役人・防風林建設)。我が郷土にも3年ほど滞在していたという菅江氏、秋田県博物館に資料がまとまっている様で訪問リストへ、旅行準備としてはグッドな選書と自画自賛。2024/06/25

白パラガス

33
〈飛騨の高山を、小京都という。(中略)ある町角では、ふと京都よりも京都ではないかとおもったりする。〉毎回、旅の目的地に着く前に予習として『街道をゆく』シリーズを読むようにしているが、実はあまり理解はできていない。現地に着いて、辺りを見てまわって、改めて読み返して、初めて内容が理解できる。〈ともかくも古川町の町並には、みごとなほど、気品と古格がある。〉本書を読んでいなければ、飛騨古川に訪れようとは思わなかっただろう。立ち寄った「飛騨の匠文化館」はとてもよかった。本と一緒なら、一人旅もひとりではなくなる。2020/04/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/486279
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品