内容説明
訪日外国人99%減―。観光業はコロナ禍で最大の被害を受けた産業と言っても過言ではないだろう。休廃業に迫られた企業や、仕事を続けられなくなった個人も続出した。インバウンド受け入れの本格的な再開が見込まれる中、「爆買い」などで沸いたそれまでとは一変した状況でどのように稼ぐのか。人気エリアの偏在や観光公害(オーバーツーリズム)など、コロナ以前からの問題は解決されるのか。DXやSDGsといったビジネスの潮流はどのような影響を与えるのか。そして、そもそも観光とは誰のためのものなのか。朝日新聞の若手記者が日本各地を巡って集めた、観光業再生へのヒントとは―。
目次
はじめに―観光現場の挑戦と葛藤
第1章 観光業の現在地
第2章 地域の価値を高める
第3章 観光公害を防ぐ
第4章 デジタル化とSDGs
第5章 近づく万博、揺れるIR
おわりに―観光は誰のためにあるのか
著者等紹介
箱谷真司[ハコタニシンジ]
1991年、奈良県生まれ。2014年に神戸大学法学部を卒業し、朝日新聞社に記者職で入社。北海道報道センター、水戸総局を経て、18年から東京本社経済部。新型コロナウイルスの感染拡大で苦境に陥った企業の資金繰りを取材した。21年に大阪本社経済部へ移り、ホテル、旅館、鉄道、バス、通訳案内士、大阪・関西万博、カジノを含む統合型リゾート(IR)などの記事を書いた。22年9月からネットワーク報道本部に所属し、大阪府庁を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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