内容説明
保元・平治の戦いに勝利を収め、武士としての頂点を極めた平清盛。しかし、高位を独占する平家に対し、源氏や貴族らは不満を募らせて打倒平氏の動きを見せ、源義経は奥州にて雌伏の時を過ごす。清盛は遂に後白河法皇を幽閉し、安徳天皇を連れて福原への遷都を決行するが…。新たな歴史絵巻として世に問う、著者畢生の超大作。
著者等紹介
宮尾登美子[ミヤオトミコ]
1926年、高知県生まれ。中国東北部(満州)で敗戦を迎えた後、故郷に引き揚げる。73年、『櫂』で第9回太宰治賞、79年、『一絃の琴』で第80回直木賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てつ
41
登場人物の多さと独特の言い回しに多少辟易しつつ、物語の面白さを少しずつ味わいながら、三へ。2017/08/13
AKI
9
やっと読み終わった~。読みづらい文章じゃないのにページが進まず、何度もストップしてしまいました。何でなの?登場人物に魅力が感じられないから?主人公である平清盛の内面が伝わってこない。だから平家の横暴さが際立ち、これじゃあ滅びるの仕方ないと感じてしまいました。平家物語ってこういう物語なのか、他の作家の方の作品で読んでみようかしらと。2019/11/10
読書実践家
6
陰陽道、男色、院政。宮中にある慣習や政治が、清盛をまた信心深くさせる。2015/12/07
ゆうこ
4
平家物語だからというわけではないと思うけれど、女性とは…と思わずにいられない。高貴な人の下に嫁ぎ皇子をなし、そして本人も親許も栄えていく、そのための、なのか?と。次々に嫁にだし、今や向かうところ敵なしの平家。優しかった清盛も年には勝てず、耳は遠くなり、気は短くなり。清盛に頼りきりだった一門にも陰りが。牛若(義経)登場でこの巻は終わるが、さて、この次は傾く平家の話になるんでしょうか。続きを読みます。2016/01/19
donnerstag
1
子供の頃の頼朝や義経登場。今まで名前の知識だけであまり関係がよくわかってなかったことが、自分の中でクリアになっていくのが楽しい。2009/06/05
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