内容説明
「ミステリーの女王」と呼ばれた女。気性の激しさと天性の華やかさで絶大な人気を誇り、長年ミステリー小説界の頂点に君臨した女流作家・江本夏子。彼女の強気な言動の裏に隠された真実の素顔とは?良質な作品群で多くの読者を惹きつけてやまない著者が、山村美紗に捧げた衝撃作。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。人事院などに勤務ののち、61年『黒の記憶』を発表、作家生活に入る。63年『歪んだ朝』でオール読物推理新人賞、65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞、81年『終着駅殺人事件』で第34回日本推理作家協会賞を受賞
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感想・レビュー
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にゃんこ
4
京都の女性の考え方とか、古くからのしきたりとかを知っただけでも、良かった気がします。 偽名ではあるけれど、山村美沙さんと彼女を囲む家族や編集者の皆さんなどの話。恋人だった西村さんだから書けた作品だと、あとがきに書かれていました。2012/08/14
Ayumi Iguchi
1
以前から気になっていた 西村京太郎と山村美紗の自伝的小説 お二方の作品は中高生の頃とてもお世話になりました 現実とは所々違って娘の紅葉さんが出てこないなどありますが 出てくる作家さんとかこれは実際誰だろう?なんて逆に推理しながら読めて面白いです2017/06/23
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
0
2002年 8月 1日 初版2015/12/25