朝日選書
教養として読む現代文学

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022630094
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0395

内容説明

文学は、私たちの「いま」を映す鏡である。太宰治『斜陽』から、三田誠広『僕って何』まで、「自己」と「性」というテーマを浮かびあがらせる10篇を通して、近代文学から現代文学への変容を捉える、新たな読みの試み。

目次

第1章 もう一つの、敗北を抱きしめて―太宰治『斜陽』
第2章 「作者」になるための物語―三島由紀夫『仮面の告白』
第3章 「恋」を知らない恋人たち―大岡昇平『武蔵野夫人』
第4章 「僕ら」とは誰か―大江健三郎『芽むしり仔撃ち』
第5章 裏返された家族―安岡章太郎『海辺の光景』
第6章 二つの身体―安部公房『砂の女』
第7章 主婦になり損なった男―小島信夫『抱擁家族』
第8章 「あなた」の向こう側―倉橋由美子『パルタイ』
第9章 地図のない女―古井由吉『杳子』
第10章 アイデンティティはもう古い?―三田誠広『僕って何』

著者等紹介

石原千秋[イシハラチアキ]
1955年東京都生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専門は日本近代文学。現代思想とテクスト分析による斬新な読みを提示すると同時に、国語教育の指南者としても注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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