出版社内容情報
【文学/日本文学評論随筆その他】「肺がんの疑いあり」がきっかけで、南氏は定期的に漢方医・丁先生の診察を受けるようになった。病気や体のあれこれを質問すると、先生は縦横無尽に答えてくれる。漢方が西洋医学に敗れたワケから梅毒文化論まで、22のあっとおどろく漢方個人授業。
丁宗鐵・南伸坊[テイムネテツ ミナミシンボウ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふう
72
伸坊さん、この本って、おもしろいです^^。聞き覚えのある漢方薬とその効能。なるほどと頷きながら楽しく読めました。薬だけでなく医者の考え方も含めて、西洋医学と漢方の違い、食べ物や体質と病気の関係、果ては政治と医学の関りまで、ユーモラスな表現でわかりやすく書かれています。やはり医食同源。食をはじめ、普段の生活習慣が大切だと再認識させられました。2019/01/22
yumiko
66
題名がまさしく私の感想そのまま♪ 中医学の理論を勉強し始めて早6年。学べば学ぶ程に、なるほどなあ、面白いなあ、との思いが深くなる。 同時に、怪しげな民間療法や代替医療とごっちゃにされてしまうのは残念だなあとの思いも。 「科学的な根拠は?」との言葉はよく耳にする。漢方薬を例に上げれば、二千年近くの数多の臨床結果がその効果の証し。効かないものはとうに残っていないのだ。 対話形式の楽しい読みものなので、ちょっとだけ興味あり!の方にもおすすめ。2018/12/20
ばんだねいっぺい
33
いや、ほんとに漢方って面白い。四方山話に花が咲く。秘伝を教えるように方向転換していたら、世界の医療も変わっただろうか。年も改まったことだし、生活習慣の見直しをはかりたい。2019/01/08
tom
21
漢方は、人の体を実証虚証で診るとのこと。この本での解説を読むと、私の体は少し虚証よりか?そんなことを考えながら面白く読む。驚いたのは、漢方薬が認知症に効くということ。八味地黄丸は、わけのわからない認知症に効く。抑肝散はレビー小体型認知症に効く。アルツハイマー型には抑肝散、脳動脈硬化型の認知症には釣藤散。いずれもネットで売っている。副作用はほとんどない。そして漢方薬の効果、どこか異常な人には非常に効く。でも、普通の健康な人に投与してもほとんど効かない。そういう副作用がほとんどない薬なのだそうだ。驚くばかり。2024/06/14
ユズル
20
漢方も面白い(まだ使ったことないけど)けれど、丁先生の度々脱線する雑学が面白かったです。これを読めば健康になる!類いの本ではありません。ただ漢方の敷居は低くなりました、私の中で。これシリーズ化されないかなあ~2019/05/14
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