出版社内容情報
【文学/日本文学評論随筆その他】「好き勝手に生きていい人生だということを本当に理解しているのか」──仕事、親、学歴、国家、宗教、恋愛、死について真っ向から挑んだ孤高の作家の人生論。「やりきれない世」で生き抜く力を与えてくれる、丸山流儀の決定版。
丸山健二[マルヤマケンジ]
内容説明
自分の人生を生きるのに、誰に遠慮が要るものか。人生は好き勝手に生きていいのだということを本当に理解しているのか。仕事、親、学歴、国家、宗教、恋愛、そして死について、真っ向から挑んだ孤高の人生論。「やりきれない世」を生き抜く力を引き出す丸山流儀のすべて。
目次
親が在っての自分という発想は、猛毒だ
どんな仕事で食べてゆくかによって、本当の自立になるか、本物の人生になるかが決まる
国家が国民のものであったためしなど古今東西ない
賢愚の差を決定づけるのは、脳みその量ではない
好き勝手に生きていい人生だということを本当に理解しているのか
生ける屍をめざしてどうする
人は金と名誉に弱い。弱過ぎる そして、不安と恫喝に弱い。弱過ぎる
恋愛ほど現実的なものはない
人は考えるために生まれ、考えることで命を燃焼させ、考えるからこそ存在意義を確保できる
生の奴隷となっても、死の従者となるべきではない
著者等紹介
丸山健二[マルヤマケンジ]
1943年長野県生まれ。作家。66年「夏の流れ」で文學界新人賞、芥川賞を受賞。68年に長野県大町市に移住、独自の執筆活動を貫いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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