内容説明
アジアが潜む沖縄そば、脊髄反射のようにカチャーシーを踊る人々、マイペースなおばぁ、突っ込みどころ満載の看板…日本なのになんだかゆるい沖縄には、いつも甘い香りの風が吹く。基地問題で揺れ、LCCが離島にも就航した沖縄。島の空気をいっぱいに吸い込む週末旅へ。
目次
第1章 沖縄そば―食べるそばを求めて国道58号を北上する
第2章 カチャーシー―カメおばぁが教えてくれる本土の人間の限界
第3章 LCC―台風欠航で揺れる沖縄フリークの胸のうち
第4章 琉球王国と県庁―沖縄のタブーに潜む琉球王朝の血
第5章 波照間島―天文おたくのパイパティローマという居場所
第6章 農連市場―「午前三時の湯気」の現在を撮る
第7章 コザ―世替わりを重ねた街の人生の栄枯盛衰
第8章 沖縄通い者がすすめる週末沖縄
第9章 在住者がすすめる週末沖縄
著者等紹介
下川裕治[シモカワユウジ]
1954年長野県生まれ。慶應義塾大学を卒業後、新聞社勤務を経て独立。90年、『12万円で世界を歩く』でデビュー。以後、おもにアジア、沖縄をフィールドに、バックパッカースタイルでの旅を書き続けている
阿部稔哉[アベトシヤ]
1965年岩手県生まれ。フォトグラファー。東京綜合写真専門学校卒業後、「週刊朝日」嘱託カメラマンを経てフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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piro
13
ぶらぶら彷徨うには参考になりそうなゆるい沖縄本。とは言え下川さんらしい視点で編纂されているので、沖縄の特異な文化の背景を垣間見る事が出来た気がします。独特のゆるさとしたたかさは、他国の狭間で翻弄されてきた歴史に起因するものなのかもしれません。離島も面白そう。そして何と言っても町中の大衆食堂や呑み屋に興味をそそられました。栄町市場辺りを彷徨ってみたくなります。2018/02/17
岡本匠
13
下川裕治の沖縄本。 ブランキージェットシティーのラストライブのツアーで沖縄に行ったのが最初で最後。 とても楽しかった記憶がある。食べる物もどれも美味しかった。その後、内地で沖縄料理をよく食べるようになったが、何だか物足りない。ああ!沖繩に 行きたいな。2016/01/25
Hong Kong
10
下川裕治さんのホントの出会いは、20年前お友達になった方の本棚から。当初借りていいですか?とEさんのおうちから持って帰ってよんでた。自分も出かけているような、自分も今度行きたくなるような文体。沖縄35,6年前に2回ほど行ったきり。また行きたいなあ。そして、今週5ねんぶりぐらい?にEさんをお訪ねする。今回は図書館で借りたこの本ですが、彼女の本棚にもあったかも。また本棚見せていただこう。2019/06/15
ちゅら
8
泡盛の水割りを片手に読破。沖縄の風には心を軽くさせる媚薬が入っていますね(*^_^*)2014/08/11
Nobuko
5
一味違う沖縄紹介本っていうのも変だけど面白かった 波照間島に行ってみたいなぁ2019/10/24
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- 和書
- わたし、また、旅に出た。