朝日文庫
冬子と綾子の老い楽人生

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  • サイズ 文庫判/ページ数 211p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022617859
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

がんの手術をした冬子がガダルカナルへ飛べば、綾子もまた骨折した足でインドの奥地を目指す―。後期高齢者となっても好奇心の衰えない“最強おばあさん”二人が、自分らしく老いることの面白さを説いた、痛快無比な白熱談議!巻末にエッセイ「冬子の縁談」を特別収録。

目次

1 身体力―衰え弱るが補修はきく
2 精神力―好奇心という怪物が頼り
3 経済力―貯めたお金を使いまくる
4 運動力―運動するなら実益付きで
5 思考力―記憶が衰えれば知恵が働く
6 意志力―世間の評価は無視しろ
7 世間力―世間はできるだけ狭くしろ
8 晩年力―死は準備できるか

著者等紹介

上坂冬子[カミサカフユコ]
1930年東京都生まれ。ノンフィクション作家。59年『職場の群像』での第1回中央公論社思想の科学新人賞受賞を機に、昭和史・戦後史にまつわるノンフィクションを数多く発表。93年『硫黄島いまだ玉砕せず』などの言論活動により菊池寛賞、正論大賞、97年『原発を見に行こう』でエネルギーフォーラム賞を受賞。2009年4月、78歳で逝去

曽野綾子[ソノアヤコ]
1931年東京都生まれ。作家。54年聖心女子大学英文科卒。同年発表の「遠来の客たち」が第31回芥川賞候補となり、文壇デビュー。79年ヴァチカン有功十字勲章を受章。93年日本藝術院恩賜賞、2003年文化功労賞、12年菊池寛賞など受賞歴多数。1972年NGO活動「海外邦人宣教者活動援助後援会」を主宰し、2012年に代表を退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pantyclub

1
内容的には老いに関する対談集。お二人とも魅力的な作家。仲良しだったのは初めて知った。主張が真逆のことが多いけど根底にある思いは同じかも。言いたいことが言える関係性が素敵だと思う。曽野さんの料理好きは昭和の女性らしい感じ。生きることに意味を持たせようとされている感じがします。小さな自分を失わないは心に残ります。家事全般に引退が無いは面白い表現だと思うし、それが真実だと思う。2023/11/01

あや

0
巻末の曽野綾子が親友上坂冬子について書いた「冬子の縁談」と題された一文が素晴らしい。2014/07/06

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