内容説明
第二次世界大戦の転換点「スターリングラードの大攻防戦」を描く壮大な戦史ノンフィクション。膨大な資料や個人の手記、書簡、証言などをもとに史実を丹念に読み解き、兵士たちの肉声に触れながら、愚行と冷酷さに彩られた戦いの真の恐怖に迫る。世界23カ国で翻訳されたベストセラーの文庫化。サミュエル・ジョンソン賞ノンフィクション部門、ウルフソン歴史賞、ホーソーンデン賞受賞。
目次
第1部 「全世界が息を凝らすだろう!」(バルバロッサは諸刃の剣;「ドイツ軍兵士に不可能はない!」 ほか)
第2部 再開されたバルバロッサ作戦(パウルス将軍初の戦闘;「人はどれほどの土地を必要とするか」 ほか)
第3部 「宿命の都市」(「時は血なり」―九月の戦闘;鼠たちの戦争 ほか)
第4部 ジューコフが仕掛けた罠(ウラノス作戦;ヒトラーの執念 ほか)
第5部 屈服した第六軍(空輸作戦;「降服は論外」 ほか)
著者等紹介
ビーヴァー,アントニー[ビーヴァー,アントニー][Beevor,Antony]
1946年、ロンドン生まれ。ウィンチェスター校とサンドハースト陸軍士官学校で学ぶ。1963年より、第11軽騎兵連隊に所属し、5年間ドイツと英国で服務する。除隊後、パリで小説を発表。小説執筆のかたわら、戦史ノンフィクション作家として頭角を現す。『クレタ―戦いとレジスタンス』(1991)でランシマン賞を、『スターリングラード―運命の攻囲戦1942‐1943』でサミュエル・ジョンソン賞ノンフィクション部門、ウルフソン歴史賞、ホーソーンデン賞を受賞
堀たほ子[ホリタオコ]
東京生まれ。東京女子大学文理学部英米文学科卒。スコリノス法律事務所、ポーランド大使館、産報出版社に勤務した後、翻訳を始める。サイマル・アカデミー翻訳コースで20年にわたり講義を担当したほか、1992年より翻訳グループ「葦の会」を主宰
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感想・レビュー
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モトラッド@積読本消化中
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