朝日文庫<br> 料理沖縄物語

朝日文庫
料理沖縄物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 245p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784022605832
  • NDC分類 596.21
  • Cコード C0195

内容説明

正月に欠かせないなっと味噌、女たちだけのお重びらき、折り目の日に食べるそうきのお汁、お墓の前の宴会・清明祭、幻の百年酒、祝いの席を彩るあんだぎい、一汁・白飯で肉親の野辺送り、豚あぶらで炊く冬至雑炊…首里で生まれた筆者が語る四季とりどりの沖縄の味覚と、それを培った沖縄の心。

目次

律儀者の冬至雑炊
これは鬼を食う口
正月のなっと味噌
はんちんの吸い物
一生一度の芋料理
寒夜のるくじゅう
砂糖キビが熟して
酒飲みとぶうさあ
那覇女の名物饅頭
乙女心のお重料理
夏近しモモ売り娘
清明祭は墓前の宴
美し過ぎる魚の味
いとしきぽうぽう
ゆし豆腐って何?
折り目のごちそう
苦い瓜に人生の味
暑い日の芋葛揚げ
ようこそご先祖様
真黒いスミイカ汁
真白い落花生豆腐
豚あぶらに幸あり
美味なるらふてえ
古酒一献頂戴仕る
今は幻の五段料理
おめでたい揚げ物
豚飯菜飯婚礼の夜
黒砂糖で起死回生
七日ごとの涙料理
悲しい日の一汁膳
うらめしや文明殿
山羊を薬にする話
実だくさんの汁物
書き残しの品数点
あんだんすと望郷

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

wei xian tiang

1
★★★★★ 戦争前の首里に生まれた著者の,食と風景をめぐる珠玉の随筆集。一つとして胸に迫らぬ章はないのだが,沖縄を長く離れていた著者が戦後の沖縄を訪れ,人人がよく口にする町の名で「コザ」というのを知らぬので尋ねたら「モモ山のあったあたりですよ」と答えられたという。そこで私の脳裏に閃いたのは,かの惣慶漢那節の一節「山内諸見里ぬ桃売りあんぐぁやいびしが」である。山内,諸見里は今や沖縄市の住宅地の一角になっているが,かつては人煙まばらな,桃の木の植わる丘陵地帯であったのである。2019/01/26

Hiroki Nishizumi

1
時代を感じさせる文体。ゴーヤーではなく苦瓜、パパイヤではなくパパヤ、サトウキビではなく砂糖キビ。でも戦前の話であるし、著者は周囲より良い暮らしをしていたことが伺える。2018/10/30

Asuka Tada

1
この小説を題材にした朗読会に参加したことがある。 それから読みたい読みたいと思いつつ今になっちゃった。 今も日常の沖縄料理、今ではあまりみかけなくなった琉球料理。 なんだか無性に祖母の作るあんだんすが食べたくなった。 もう無理かな?ちゃんと自分で習っておけばよかった。2018/07/15

furugenyo

0
「あんだんす」に「ゆし豆腐」・・・筆者の回想とともに書かれる料理の数々がとにかくおいしそう。 沖縄はかつての地上戦のために、戦前の「モノ」はほとんど残っていない。こうした筆者の記憶を頼りに書かれたこのエッセイを通して、当時の空気に触れられたようで、なんだか嬉しかった。そしてお腹が鳴った。2012/05/12

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