内容説明
“創める”ことさえ忘れなければ、老いもまた楽しからずや―聖路加国際病院の内科医として、人間の老いる過程を見つめ続けてきた著者が、そのさまざまな体験、交友に自らの老いを重ね合わせながら、生きる意義を語る珠玉のエッセイ。
目次
生きる喜び
終生努力
世代を結ぶもの
原点の2人
転ばぬ先の杖
よき習慣の形成
年輪の厚み
再会
避けられぬこと
迷わぬものに悟りなし
チェックアウト
梅に想う
仕事と幸福
南の斜面
良寛をめざした師の生涯
生活楽しめる社会環境
家庭的雰囲気のホームを
老化としてのもの忘れ
ぼけ老人を抱える人々
ホスピスのもたらすもの
老人の生きる姿と死〔ほか〕