内容説明
エリート女子高から問題校へ転任してきた女教師の見たものは…。低すぎる学力に加え、タバコ、バイク、シンナー、校内暴力と、次々に立ちはだかる難題に頭を抱えつつ奮闘する著者。学園生活の実態をユーモアと愛情をこめて描きながら、今日の教育のあり方に鋭い問いを投げかける、ノンフィクション朝日ジャーナル大賞受賞作。
目次
1 お騒がせします
2 コンプレックス
3 “女”ですもの
4 かっ飛び授業
5 修学旅行始末記
6 スケバン白書
7 方向転換いたします
8 それでも親なのよ
9 校則!コーソク!
10 成績も気になります
11 悲しきライダーたち
12 上州弁で失礼します
13 お騒がせしました
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kiyoshi Utsugi
25
TBSで放映されたドラマ「はいすくーる落書」の原作です。 原作ではあるのですが、タイトルと教師の設定の一部を使用しているだけで、ドラマとはほとんど関係ないストーリーが展開されてます。 ドラマだと青山学院を卒業した新卒の女教師 諏訪いづみが都内の工業高校の2年生を教えるという設定ですが、原作では都内の有名な私立大学を卒業し、名門の前橋女子高から赤城農業高校にやってきて2年生を教える女教師という設定。 高校で起こる出来事を、面白おかしく描いている作品で、ついつい一気に読んでしまうことになります。2020/11/02
アルゴン
0
★★★☆ いわゆる「底辺校」へ転任してきた女性教師のルポですが、こお本を読んでいるとむしろ先生よりも生徒の方がまっとうなことを言って輝いているように見えます。作者ら一部の教師を除き、仕事をこなすものと思っている教師が大半。この場合、こなそうとすると逆に大変ですしいいけっかは招かないしでいいことなしだと思うのですがね。2015/04/22
肘樹
0
すげえ時代…。2012/01/24