朝日文庫<br> 食いしん坊〈1〉

朝日文庫
食いしん坊〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022604477
  • NDC分類 911.04
  • Cコード C0195

内容説明

「食いしん坊」というと、いかにも食べものの随筆のようにお思いになるかも知れないが、実際はそうではない。私が食いしん坊であることは事実だが、さればと言って物のうまいまずいを論じる気なんか毛頭ない。それほど自分の舌に自信もない。ただ、食べものに想を発して、それからそれへといろんな感想や、さまざまな記憶が蘇って来るにつれて、それを臆面もなく書き記した、言わば息の長い類のない随筆だと思っていただければいい。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とまと

1
甘党である筆者が綴る味覚随筆。和菓子や日本酒、ウナギなど、読んでいてお腹が減ります。涎が溜まります。泉鏡花、久米正雄、菊池寛、芥川龍之介、久保田万太郎といった大正・昭和の文人の方々との交流も多く書かれます。文学が好きな人にも、美味しいものが好きな人にも、心からおすすめします。2012/03/29

魔風

0
戦前から戦後にかけて魯山人や芥川竜之介など有名人と知り合いの物書きの作者が知人から教えられたり自ら研究したりした食道楽を語る手記で最初は饅頭などの和菓子だが東京のはだだ甘くていけない上方のがあまり甘くなくて良いとか、砂糖をさらして甘さを抜くが今は誰もしないとかまた文豪達の豪遊の話も、基本調理法より素材が一番でどこそこの牛がうまいとかウナギならどこそこがうまいなどと言った友人同士の会話の話 予想外におもしろかったが明治の漢字で今は使わないのが多くて読むのに苦労する 2023/07/20

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